本革バッグのメンテナンス方法|初心者向け基本ガイド

本革バッグのメンテナンス方法|初心者向け基本ガイド
レザーバッグなど、本革製品のメンテナンス方法を調べてみると、なんだか色々な道具やクリーム類が出てきて、漠然と難しそうだなと感じている方は多いと思います。

本革製品に興味はあるけど、手入れが面倒になって製品をダメにしてしまいそう、、そんな不安から購入を躊躇されている方も多いのではないでしょうか?

しかし、本当は本革製品のメンテナンスは全く難しいものではありません。

本日は、そんな初心者の皆様も安心して本革製品と付き合って頂けるように、レザーバッグを中心としたセレクトショップである東京ヒマワリから、初心者向け基本ガイドとして、本革製品のメンテナンス方法についてお話していこうと思います。

東京ヒマワリ 猪野

どうも、東京ヒマワリの猪野です。

本革製品を使用した事が無い方は、素人では取り扱えない難しい素材だと思っている方が多いと思います。

結論から言うと、全くそんな事ありません!本革は、人類が紀元前から使用してきた、とってもフレンドリーで扱いやすい素材なのです。

本革製品のメンテナンスは、例えるならば車のメンテナンスのようなものです。

車のメンテナンスを本気でしようと思えば、コンパウンドやポリッシャー等を用いてピッカピカに磨き上げたり、更にはエンジン回りの調整までされる方もいらっしゃると思います。

しかし初心者の場合、基本的にはそこまでやる必要は一切無いですよね?

普通に使うだけなら、洗車シートで全体を拭く程度で十分どころか、ほとんど洗車をしなくても道具としての機能は概ね発揮出来ます。

本革バッグも全く同じで、こだわる人は徹底的にメンテナンスしても良いですが、ほぼノーメンテナンスであっても楽しめる気軽な道具なのです。

特に本革バッグは、使い込む事によって出来てくるシワやシミまでもが味わいに昇華し易い道具なので、お手入れが面倒な、ズボラな人にこそ選んで欲しい道具だと思います。

それでは順番にお話していきましょう!

本革製品をメンテナンスする理由とは?

本革製品をメンテナンスする理由とは?

本革製品は、メンテナンスをしないとすぐにダメになってしまうと思っていないでしょうか?

実は、全くそんな事ありません。多少雑な扱いをしても成立してしまう、それが本革製品の良い所です。

とは言え、手入れをする必要が無いのかと言うと、それも違います。

本革製品をメンテナンスする最大の理由は、長く綺麗なまま使い続ける為です。

本革バッグは意図的に艶を出したりだとか、こだわり始めると色々な方法があるのですが、本日のブログでは「車で言う所の洗車シートで拭くだけ」レベルの、最低限これだけやっておけば十分といった、簡単なメンテナンス方法をご紹介させて頂きます。

まずは、必要な道具の紹介からお話していきます。

用意する道具① 皮革用クリーム

本革製品のメンテナンス道具|皮革用クリーム

本革製品のメンテナンスは、「保湿」が最大のキーワードとなります。

特にレザーバッグは直射日光を浴びる道具なので、乾燥したまま使用を続けると紫外線によって色褪せやひび割れといったトラブルを招きやすくなります。

本革製品の保湿には、皮革用クリームの使用が有効です。人間のお肌のケアと全く同じですね。

皮革用クリームは色々な種類がありますが、初心者の方は黙って以下のクリームを買って頂ければ間違いありません。

>>コロンブスプレミアムシリーズ コンディショニングクリーム

日本のレザーケア用品のトップシェアメーカー、コロンブスの皮革用クリームです。

石油系成分不使用のナチュラルな成分だけで構成されたクリームで、革の素材感を極力変えずに保湿だけが出来る優秀なクリームです。

ワニ革やスエード等の特殊な革を除いて、ほぼどんな革、どんな色にも使用出来ます。使用感もベタつきが少なくサラサラで非常に使い易いです。

初心者の方は、迷ったらこちらを選びましょう。

用意する道具② 柔らかい布

本革製品のメンテナンス道具|柔らかい布

クリームを塗ったり磨いたりする為の布です。使い古したTシャツ等でも大丈夫ですが、予算に余裕がある方は専用のクロスを買うのも良いと思います。

Tシャツ等ですと生地が薄すぎてクリームを浸透させ難かったりする場合があります。やはり餅は餅屋という事で専用クロスの方が快適に作業出来ると思います。

>>コロンブス 磨きクロス

また、ある程度消耗品として使い捨てしたい方は、拭き取り用ウェスもありだと思います。

Tシャツをカットすると糸くずが散らかったり大変ですし、素材によってはレザーケアに向かない場合もある他、そもそも都合よく不要なTシャツがあるとも限りません。

専用クロスは使い易いですが汚れたら洗ったりする必要があるので、多少操作性が落ちたとしても、ズボラな人は使い捨て出来るウェスの方が良いかもしれませんね。

ウェスを選ぶ場合は、40cm×40cmくらいの大きめのサイズを選びましょう。

>>拭き取り用ウェス(1キロ)

ウェスは使い捨てではありますが、バッグのメンテナンスなら数回は使えるので、1キロ買うと使い切るには何年も掛かる事でしょう。地味に収納場所を食うので、そこはちょっと検討が必要ですね。

車磨きとか、他にも使用用途がある人は良い選択かもしれません。

用意する道具③ 馬毛ブラシ

本革製品のメンテナンス道具|馬毛ブラシ

これは無くても問題ありませんが、あると尚良い馬毛ブラシです。

革のシボや、ステッチ等に溜まった汚れを効率良く掻き出す為に使います。

レザーメンテナンス用のブラシは、他に豚毛や山羊毛の物がありますが、今回の用途は汚れの掻き出しですので、毛の固い馬毛ブラシが最適です。

また、小振りな革靴用のブラシですと作業がとても大変になってしまうので、ブラシ1つで作業するならば手のひらサイズの大き目の物の方が快適に作業出来ます。

迷ったら以下のブラシを選んでおけば間違い無いでしょう。

>>コロンブス馬毛ブラシ

メンテナンス作業① 汚れとり

本革製品のメンテナンス|汚れとり

それでは道具も揃ったので、さっそくメンテナンスしていきましょう!まずは基本中の基本、汚れとりです。

レザーバッグは、置いておくだけでも少しずつ埃が溜まったりします。また、革の表面には細かな凹凸がありますので、そういった所にも汚れが溜まりやすいです。

汚れをそのままにしておくと単純に見栄えが宜しくない事に加え、悪条件が重なるとカビ等の原因にもなりますので、日常的に綺麗に保つ事が望ましいです。

やりかたは簡単、馬毛ブラシがある人は、バッグ全体をザッザッとブラッシングするだけです。ブラシが無い方は、柔らかい布で全体を乾拭きしましょう。

作業頻度はやればやるほど良いとは言えますが、基本的には思い立った時に作業するくらいの気持ちで十分だと思います。

特に、日頃使用しているバッグであれば、外に持ち出す事で外気にさらされ、自然と汚れが滞留し難くなりますし、靴等のように汚れやすい道具でもないので、神経質になる必要は無いと思います。

一応目安を言っておくならば、月に1回作業していれば十分マメな方だと思います。

仮に1年くらい何もしなかったとしても、日頃から使用しているのであれば大きなトラブルにはならないと思います。

なんか汚れてるなと思ったら掃除する、ただそれだけで良いと思います。

メンテナンス作業② 皮革用クリームによるケア

本革製品のメンテナンス|皮革用クリームによるケア

お待ちかねのクリームによるメンテナンスです。

作業は非常に簡単、薄く全体的に塗るのみです。

但し、これはいくつか気をつけるポイントがありますので、順番にご紹介させて頂きます。

クリーム使用時の注意点① 絶対に塗りすぎない

本革製品のメンテナンス注意点|クリームを塗り過ぎない

「クリームは革の栄養」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、栄養というのは適量を摂取した時にのみ良い効果があるものであり、摂取し過ぎてしまうと毒になります。

いくら納豆が体に良いからと言っても、毎日30パック食べ続けてたら不健康になりますよね?それと全く同じです。

クリームを塗る際は、出来るだけ薄く塗る事を心掛けて下さい。

本革製品にクリームを塗ると革が瑞々しくなり艶が生まれるので、ついつい嬉しくてたっぷりと塗ってしまいがちです。

しかし、そうすると革がオイル過多になってしまい、デロデロの素材感になって大失敗してしまいます。

前述したコロンブスのクリームであれば、多少多めに塗ってもそこまで大きな悪影響にはなり難いですが、それでも塗りすぎによるメリットはありませんので注意して下さい。

クリーム使用時の注意点② どんなに塗っても月1回を上限にする

本革製品のメンテナンス注意点|クリームは月に1回が上限

先程の塗りすぎ注意と同じような話ですが、クリームを塗る頻度は月1回を上限にしましょう。

私の感覚では、年に2~3回程度で十分であり、同時に適正でもあると考えています。

クリームを塗るのが面倒だという人は、1年に1回くらいでも構いません。むしろ、年1回に止めるメリットもあります。

クリームの使用は、革製品の経年変化を促します。しかし経年変化というのは進めば進む程、経年劣化といった変化に変わってきてしまうものです。

だからこそ私の考えとしては、極力クリームは使用しない方が良いと考えています。

新品でレザーバッグを購入した場合、大抵の場合は最初の1年はクリーム未使用でも十分コンディションを維持出来ます。

それくらい使用した後に、何となく革が乾燥しているような気がしたらクリーム使用を検討する、それくらいの気持ちで十分だと思います。

先程の汚れとりの話と同じで、なんか乾燥してるなと思ったらクリームを塗る、ただそれだけで良いと思います。

クリーム使用時の注意点③ フルタンニン鞣し革だけは塗り方に気を使う

ボーデッサン 本革 ワンショルダーバッグ

ボーデッサン(BEAU DESSIN) ウォッシュガーメント ワンショルダー キャメル 44,000円(税込)

世の中にある革製品の大半は、クロム鞣し革といって化学薬品で加工がされた革です。

こういった革は水分やクリームの吸収が緩やかなので、まさに肌にクリームを塗るような感覚で、手や指でクリームを塗り広げるような方法でも問題無いと思います。

しかし、植物由来の成分だけで加工をしたフルタンニン鞣し革は、水分やクリームを吸収しやすく、局所的にクリームを塗ってしまうと染みになってしまう場合があります。

フルタンニン鞣し革とは、当店で扱っている製品で言えば上記写真のボーデッサン製のレザーバッグが代表格です。

本革本来の繊細さや温かみに加え、経年変化も非常に豊かなのですが、特にキャメル等の明るい色味の場合はシミが目立ちやすいので、注意してクリームを塗った方が良いでしょう。

クリームを塗る際は、まず柔らかい布にクリームをとって、布の上でクリームを均等に馴染ませます。そして、バッグを撫でるように優しくクリームを塗り込みます。

この時、ゴシゴシと力強く磨いてはいけません。そうすると局所的にクリームが浸透してしまって、シミになってしまう場合があるからです。

しかしながら、多少のシミが出来ても味わいになるのが、フルタンニン鞣し革の良い所なんですよね。

一応注意喚起という形で塗り方のアドバイスをさせて頂きましたが、私の本音と致しましては、こういった少々デリケートな革であっても、あまり難しく考えず気軽に扱って頂いて良いと思っております。

前述致しましたクリームの塗りすぎだけ回避して頂ければ、正直あとは自由に好きなように扱って頂いて問題無いと私は思っております。

本革製品のメンテナンスで最低限やるべき事はこれ

東京ヒマワリ 猪野

改めて、最低限これだけをやっておけばいいメンテナンス方法をまとめると、なんか汚れてるなと思ったら掃除をして、なんか乾燥してるなと思ったらクリームを塗る、ただこれだけです。

本革製品のお手入れ講座は、スーツを着たオシャレなオジサンが、何だか格好良い雰囲気でウェスを手に巻き付けて、様々な種類のクリームを使いこなすような演出のものが多く、漠然と「本革製品は難しい」というイメージを持たれている方が多いように思います。

そのせいで本革製品を使う事を諦めてしまっているとしたら、それはとてももったいないなと思い、本日こういったブログを執筆させて頂きました。

本革製品は、あらゆる人に満足感をもたらせてくれる懐の広い道具です。しっかり磨きこんで使うも良し、革のあるがままの変化を楽しむも良しなのです。

今までナイロン製品しか使用された事が無い方であれば、当店が取り扱っているような本格的なレザーバッグ等を使ったら、きっとその魅力に驚かれると思います。

本革という天然素材だからこそ感じられる繊細な素材感は、コーディネートに大人っぽさや高級感を加え、手に取った人に感動を与える道具です。

本革製品に対して何か疑問や不安がある方は、是非お気軽に当店までお問い合わせ下さい。

また、本日は初心者向けという事で本革メンテナンスの基本だけをお伝えさせて頂きましたが、今後また別の記事で中級者向け、上級者向けの記事も執筆していこうと考えております。

本ブログでは東京ヒマワリの新入荷商品なども情報を掲載しておりますので、今後また気が向いた時にアクセスして頂けると嬉しいです。

それではまた次回のブログでお会い致しましょう。

以上、おしまい!東京ヒマワリ トップページ

コメントを残す

*


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。