1950年~1960年頃にアメリカやイギリスで流行した「フィフティーズ」や「ロッカーズ」等のカルチャーを取り入れながら、シルエットや設計等を都会的に洗練させたスタイリッシュなデザインが魅力となっております。
また、末木氏は職人としても多くの企業から信頼を寄せられております。有名ブランド製品を含む様々なアイテムを手掛けており、国内でも有数の技術や知識を持った職人の一人です。
東京都豊島区に自身のアトリエ兼ショップを構えており、ワンダーラストの製品も末木氏自らが中心となって量産も行っておりますので、裁断縫製等の品質も他の国産品と比べて非常に高品質な仕上がりとなっております。
革や金属パーツも最高品質の素材がセレクトされており、極上のファッションアイテムをお探しの方に是非チェックして頂きたいブランドとなっております。
当店は今期ミニ財布に注力していくという事で、第三弾となる新ブランドが入荷して参りましたが、またまた大変オススメ度の高いブランドとなっております!
それが今回ご紹介させて頂きます「THE WONDER LUST(ワンダーラスト)」です。
それでは早速ですが、その品質や評判などを詳しく紹介をさせて頂きます!
ワンダーラストの職人兼デザイナー「末木隆志」さんを紹介
ワンダーラストの製品が素晴らしい最大の理由は、何と言っても末木さんが最高に素晴らしい人だからです!!!
国内で活躍する職人の多くは、特定の製法には長けているものの、それ以外は対応が難しいといった事が大半です。
しかし末木さんはお財布だけでなく、ベルトやバッグ、素材も革だけでなくナイロン生地も対応可能、サンプル製作も量産も対応可能という事で、服飾小物業界にある仕事の大半に対応出来る非常に希少な職人さんです。
更に、それらのクオリティーはどれも国産最高レベルというのがまた凄い所です!
先日お伺いさせて頂いた展示会では、並べている製品サンプルの全てを末木さんが手掛けたという事で実物を拝見させて頂きましたが、どちらの製品も抜群に品質が高く驚きました!
また、歳も40代と非常に若く、デザイナーや職人として脂の乗った年代というのも大きなポイントです!
現在国産品を手掛けている職人は高齢の方が多く、どうしても身体的な限界がありますし、デザイン的なセンスも段々と世間と嚙み合わなくなってきてしまいます。
末木さんは身体的なポテンシャルが高い事に加え、現在のファッションシーンの土台となるカルチャーの知見も広く、デザイナー&職人としての「心・技・体」全てにおいて最高レベルだと感じました!
フィフティーズやロッカーズ等が好きなデザイナーは好みが傾倒してしまいがちな所がありますが、末木さんはブリトラ・アメトラ等のスタンダードの理解も深く、更には現代のファッションシーンに求められている都会的なセンスの鋭さも抜群です!
末木さんが提案するアイテムは、歴史的なカルチャーをバックボーンとしながらも、万人に喜ばれる懐の深さが大きな魅力だと思います!
末木さんは、様々なブランドから引く手数多の職人さんです!
営業として入社はしたものの生産現場でのお手伝いが多くなり、そこで出会った人達に物作りの基本を教わったそうです。
そして2011年に自身のブランドであるTHE WONDER LUST(ワンダーラスト)を立ち上げ、ここから末木さんのデザイナー&職人としての人生が本格的にスタートします。
驚く事に末木さんは物作りの全てを現場と独学で学んでおり、学校などに通われた経験は一切無いそうです!
ミシンや裁断機等の道具を全て自分で揃え、既製品を何個も解体し構造を学んで、それを参考に型紙等を作って裁断縫製をする、そういった繰り返しによって現在の技術を身に着けてきたそうです。
そして、その技術が様々なブランドや企業に認められ、最盛期では有名ブランドを含む15社からの仕事を並行してこなしていたそうです!
現在、外注業務は長年の付き合いと信頼がある数社に絞り、新規での案件はほぼ受け付けていない状況だそうです。
こういったハンドメイドの仕事はどうしてもマンパワーの限界がありますので、有力な職人さんというのはスケジュールがビッシリ埋まっている為、お金があったとしても企業は簡単に仕事を依頼する事が出来ないのです。
そんな、あらゆる企業が喉から手が出る程欲しい職人さんが運営するブランド、それが「THE WONDER LUST(ワンダーラスト)」なのです!
どうでしょうか?きっとここまで読んで頂けた方は、少しずつブランドの魅力が伝わってきているんじゃないかと思います^^
古き良きカルチャーを取り入れつつも、都会的に洗練させたデザインが魅力
いわゆる、1950年~1960年頃に流行したカルチャーですね。レザーのライダースジャケットを着て、ロックンロールやロカビリーを聞きながら、トライアンフやノートンのカフェレーサー系バイクに乗るといったカルチャーです。
アーティストで言うと、エルヴィス・プレスリーと言えば代表的かもしれないですね。(プレスリーはハーレーに乗ってたらしいですが)
それ以外にもアメトラ・ブリトラといったスタンダードに加え、カウボーイなど様々なカルチャーがアイテムの至る所に取り入れられているそうです。
そういったカルチャーを愛してやまないファッションブランドは数多くありますが、ワンダーラスト製品の魅力は、古き良きカルチャーを取り入れつつも、都会的でスタイリッシュなデザインへと独自に洗練させている所だと思います。
ブランド創立当初は、例えばトラッカーウォレットなど定番のアイテムを手掛けていたそうですが、そこから機能美を追求していく中で少しずつオリジナルのレイアウトを加えたり、不要な部分を削ぎ落とす等して現在のスタイルに至ったそうです。
本来であれば不良っぽい雰囲気のカルチャーも、裁断縫製など細部の美しさも相まって、ワンダーラストの製品はエレガントな印象さえも感じられる唯一無二の仕上がりとなっております。
ワンダーラストの品質の高さは素材にあり!厳選された高級レザーは経年変化も豊かです
良質な素材は何と言っても、長年使い込む事によって深みが増してくる事が最大の魅力です。
世の中でファンの多いヴィンテージ品というのは、古い物だから価値があるのではなく、年月を重ねる程に美しさが増すからこそ価値があります。
ワンダーラストの製品は、こういったヴィンテージ品のような「使い込んだ後の美しさ」に重点を置いて設計されておりますので、長年大切に物を使い込みたい方に是非お選び頂きたいブランドとなっております。
THE WONDER LUST(ワンダーラスト)製品は様々な素材が使用されておりますが、今回当店がセレクトしてきたモデルには、イタリアの老舗タンナー「ワルピエ社」が手掛けた「ブッテーロ」が使用されております。
化学薬品を一切使用せず、植物由来の成分だけで加工をしたフルタンニン鞣し革となっており、一般的なクロム鞣し革には無い豊かな経年変化をお楽しみ頂ける素材です。
イタリアには様々な名門タンナーと名作レザーがありますが、ブッテーロは間違いなくその名作の1つだと思います。
本革らしいハードで無骨な雰囲気に加え、フルタンニン鞣し革特有の繊細さも感じられ、その風合いは使い込むほどにどんどんと増して参ります。
「イタリア製の革は品質が良い!」と言われておりますが、ブッテーロはまさにその代名詞と呼べる素材だと思いますね。
今後はブッテーロ以外の素材を使用したモデルもセレクトしていく予定ですので、そちらも是非お楽しみに!
金具パーツ類も一流品をセレクト!隅々まで最高品質にこだわった設計です
スライドファスナーにはYKK上位モデルの「エクセラ」や、ヴィンテージファスナーの名門「WALDES(ウォルディス)」等を贅沢に使用し、スタッズにはアメリカで100年以上の歴史がある老舗メーカー「スタンダードリベット社」の真鍮パーツが使用されております。
また、フィフティーズ等のカルチャーには欠かせないスタッズワークは末木さんが最も得意とする技術です。
現在では飾り鋲としての認識が一般的なスタッズですが、元々はカウボーイがワークウェアの補強をする為に使われておりました
その後フィフティーズ等の時代になって、ライダースジャケットを彩る定番のカスタムとして広く知られるようになったそうです。
お財布におけるスタッズは、装飾としての意味合いだけでなく強度アップの役割も担っておりますので、特にポケット等に入れてラフに使われたい方にオススメのカスタムとなっております。
その他詳細は動画でご紹介しております
まさに「これから来そう」なブランド、それがTHE WONDER LUST(ワンダーラスト)です!!
実は当店もつい最近こちらのブランドを知ったんですよね!
数か月前に原宿で開催されたオシャレブランドを集めた合同展示会がありまして、そこに立ち寄った際にたまたま出会ったというのがきっかけです。
ワンダーラストは、コロナが蔓延し始めてしまった為にしばらく新作をリリースしていなかったそうで、私たちが訪れたイベントが数年ぶりの展示会だったそうです。
当店は展示会で良いブランドを見つけても即決はせず、改めて市場調査等をしてから仕入れに踏み切る事が多いのですが、こちらのブランドに関しては物が良すぎてその場で即決してしまいました!
その後、ブランドの個展にもお邪魔させて頂いて色々とお話を伺わせて頂いたのですが、こんなスーパーマンみたいな人は中々いないぞと感じましたね!
固有名詞は出せないのですが、様々な有名ブランドや企業の製品に関わっている方で、特にフィフティーズやロッカーズ、アメトラ・ブリトラのようなカルチャーを軸とするような取引先からは厚い信頼が寄せられている方だと思います。
レザー業界は景気が悪いと言われており、どこのメーカーや職人さんも常に仕事を探しているような状況かと思いますが、末木さんはひとまずこれ以上取引先を増やす予定は無いそうです。
前述しましたが、本当に腕の良い職人さんというのは、お金があるだけでは仕事を依頼出来ないという事ですね。
展示会に並べられていた末木さん作のサンプルは本当にどれもクオリティーが高く、それでいて人柄も非常に温厚で謙虚な方で、「そりゃ人気なわけだわ」と私は深く納得しました。
私達もブランド調査はかなり念入りにしているつもりでしたが、こんなに素晴らしいブランドがあるのならばまだまだ頑張りが足りないなぁと思いましたね。。
先ほど申し上げました通り、最近までワンダーラストは新作がストップしており、その間末木さんは他企業からの案件を多くこなしていたそうですが、今後はワンダーラストも毎シーズン新作を発表&展示会を開催していく予定だそうです!
未発表の新作を見せて頂いたり今後の計画などもお伺いさせて頂きましたが、本当に期待感しか無いような内容でした!
既に多くのファンがいるブランドではありますが、一般的な知名度で言えば、今はまだ「知る人ぞ知るブランド」なので、販売価格もスペックを考えれば非常~にお手頃価格となっておりますが、今後爆発的な人気を得てプレミアムブランドになる可能性を私は感じております!!!
まさに当店のセレクトショップとしてのテーマでもある「東京でこれから来そうなブランド」だと思いますので、古参勢になりたい方は今がチャンスだと思います!(笑)
当店も今後ワンダーラストの新作は力を入れてセレクトしていく予定ですので、是非ご興味のある方は当店のブログやYouTubeチャンネルなどチェックして頂ければと思います!
以上、おしまい!ワンダーラスト商品一覧ページ