最終更新日:2018年01月22日

FIVE WOODS(ファイブウッズ)のダレスバッグを紹介します!

日本にダレスバッグの文化が浸透し始めた、1950年代当時から生産を手掛けていた鞄の専門商社「株式会社 林五」、そのプライベートブランドである「FIVE WOODS(ファイブウッズ)」のダレスバッグです。

植物由来の成分で加工を行った、フルタンニン鞣しのレザーを使用しており、抜群のエイジング(経年変化)を楽しめる事が、最大の特徴となっております。

ブランド創業当時から作り続けてきたダレスバッグに少しずつ改良を加え、より完成度を高めたのが、こちらの現行モデルとなっております。

現代の生活スタイルにマッチするシンプルなデザインでありながらも、要所に伝統あるダレスバッグらしい設計を採用した、非常にクラシックな仕上がりとなっております。

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どうも、東ヒマのメガネっ子担当、猪野です。

ほぼ、バッグのセレクトショップと言っても過言ではない東京ヒマワリでは、以前からダレスバッグというカテゴリー自体には興味があったものの、中々ピンとくるブランドが見つからずに空席となっておりました。

がしかし、ついに見つけてしまいましたよー!それが今回ご紹介致しますファイブウッズのダレスバッグです。

当店では、こちらとは別にもう一型ダレスバッグを取り扱っており、そちらはA4サイズが収まるスマートで使いやすいモデルなのですが、こちらはより昔ながらの設計を重視した、クラシックなモデルとなります。

正直、使い勝手と言う面で言えば、そちらのスマートなタイプに軍配が上がると思います。しかし、合理的かどうかは別として、やはりこのクラシックなダレスバッグというのは非常に格好が良いですね。

こちらはブランドのシリーズ名でも「TRAD」という名前がついており、その名の通りトラディショナル(伝統的)であると同時に、ブランドのフラッグシップシリーズでもあります。

素材やパーツ、縫製など国内最高レベルのクオリティーのダレスバッグとなっておりますので、お探しの方は是非チェックしてみて下さい。

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革の加工を手掛けるのは、姫路レザーでおなじみの姫路のタンナー、縫製は豊川の職人が手掛けております。

また、ダレスバッグの顔となる錠前も、日本の真鍮専門の金物工房で生産された物を使用しております。

価格は確かに安くはないです。けど、僕の感覚だと格好のつくダレスバッグは10万円というのが一つのボーダーなので、ここまでフルスペックでありながら10万円を下回る価格というのは、企業努力の賜物であると同時に、日本の超老舗メーカーだからこそ出せる価格なのだと思います。

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内装は、このように三層に分かれており、片側にジップ付きポケットと、ペン&カードホルダーがつけられております。

非常にトラディショナルな設計で格好いいのですが、正直使いやすいのかと聞かれたら微妙です。書類などを中心に持ち歩かれる方でしたら便利だと思うのですが、例えるならば弁当箱などは基本的に入りません。

但し、何度も言いますが、この設計は非常に格好が良いと思います。ちょっとギャグっぽいですが、ダレスバッグにとって格好が良いというのは本当に何よりも重要です。

なぜなら、ダレスバッグは便利な生活を育む道具というよりも、素晴らしい鞄を持つことによって生まれる、豊かな時間を楽しむためのアイテムだからです。

鞄を開けるたびに、こんなトラディショナルな内装を利用して手荷物を整理する喜び、やはり普通のブリーフケースを持ち歩くのとはわけが違います。

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こちらはダレスバッグの顔となる錠前です。先程申し上げました通り、日本の金物工房が手掛けた真鍮製となっております。

鍵で開け閉めする事も可能ですが、鍵穴下の金具を下方向に押し込むことで開閉しますので、実用としては鍵は使わないと思います。

昔のダレスバッグは鍵でしか開閉出来ない物も多かったのかなと思いますが、当然使い勝手としては非常に悪くなります。

古き良き設計を生かしつつも、現代の生活にもマッチした丁度良い塩梅に仕上がっているのが、こちらの現行モデルのダレスバッグなのかなと思いますね。

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こちらはバッグの側面上部です。

錠前と同じくらい「ダレスバッグと言えば!」というギミックですが、やはりダレスはこれが無くては始まりませんね。

バッグを閉めた状態ではしっかりと締まり、開けた状態ではしっかりと開きます。実際に触って頂けたら、ガッチリと確かな出来だと感じて頂けると思います。

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こちらはハンドル部分となります。

別型の方では持ちやすい丸型ハンドルを採用しているのですが、こちらではあえてトラディショナルな角形ハンドルを採用しております。

はっきり言いますと、この重量でこの角形ハンドルは、長時間持つとそれなりにしんどいです。

但し、やはり見た目はたまらなく格好いいですよね~、金具部分も真鍮製となっており、とても風格があります。

しんどいとは言っても、本当に昔のダレスバッグなんかは、持ち手が2つに分かれていて、もっと鋭角に手に食い込んできたりするので、まだマシな方だとは思います。

ダレスバッグは、基本的に「ちょっと無理をしてでも格好つける為のバッグ」と心得て購入する必要があると僕は思います。

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そして、何よりもチェックして頂きたいのがこちらのダレスバッグのエイジングサンプルです。どうですか?素晴らしいとは思いませんか?

こちらは型こそは違うものの、革自体は現行のモデルとほぼ同じものを使用しているそうです。

国内のタンナーが手掛けるフルタンニン鞣しレザーの中でも限りなく最高級品だと思うので、やはりエイジングは素晴らしいものがあると思います。

もちろん使い方や手入れによってはこのようにならない場合もあると思うのですが、やはりこの飴色の輝きはレザーを愛する人たちの憧れですよね。

但し、こちらのサンプルは別にサンプルを作ろうとして手入れなどを続けてきたわけでもなく、たまたま昔の鞄が押し入れに入っていたやつを持ってきただけだそうです。

中を開けてみると一部カビなども発生してしまっており、表面の傷も多く、正直保管状況や使用状況が良かったとは言えない個体だと思うのですが、それでもこの貫禄です。

ファイブウッズの展示会でも時折このバッグが飾られているのですが、やはりこの貫禄こそブランドが最も伝えたい味わいであり、良いバッグを持つ喜びであり、品質に対する誇りだと思います。

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また、ファイブウッズの鞄は全てこのような化粧箱が付属致します。

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バッグ本体は、このような起毛生地の袋に入れ、化粧箱に収まる形になります。

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このファイブウッズが手掛けるダレスバッグというのは、いわゆる日本人の英国に対する憧れにより発生した文化だと思うんですよね。

それが日本人独自の「侘び寂び」のような価値観やフィルターを経由し、今このような姿へと変わってきたという事です。

ダレスバッグの本物と呼ばれるブランドは、やはり海外ブランドになり、それこそ何十万円という値段になっておりますが、ファイブウッズの製品を見ていると「オリジナルだけが全てじゃねぇな」と思いますよね。

確かに生まれ故郷でもないし、言うなれば歴史も浅いかもしれませんが、品質は全くひけをとらないどころか、物によっては凌駕する場合もあると思います。

素晴らしいダレスバッグをお探しの方に間違い無くお勧めの製品です。

その他に関しましては、他にも写真はございますし、動画も撮影しておりますので、そちらも併せてチェックして頂ければと思います。

東京ヒマワリの取り扱う製品の中でもかなり高額になりますので、是非ともじっくり写真などを眺めて、自分の使っている所を想像しながら迷って頂ければと思います。

また、当店ではご購入から半年以内の自然故障でしたら無償で修理をさせて頂いております。

更に、到着後のイメージ違いによる返品も、往復分の送料は頂いておりますが受け付けております。

カラーやサイズ変更に関しましては送料無料で手配させて頂いております。

実物を見れない不安もあるかと思いますが、当店ではなるべくご満足頂けるサービスでもって商品を提供したいなと思っておりますので、心配な点などございましたら何でも私までご質問頂ければと思います。

という事で、おしまい!

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