西陣のネクタイ総合メーカー、株式会社西栄を取材してきました!

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当店が取り扱うネクタイブランド「フランコスパダ」の紋紙(もんがみ)製作等を担当するネクタイの総合メーカー、株式会社西栄を取材してきました!絹糸だけで表現される複雑な柄は、一体どうやって織られているのでしょうか、本日はそんな生産の裏側を覗いてみたいと思います!

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どうも、東ヒマのメガネっ子担当、猪野です。

前回は、京都西陣地区の絹糸染屋、「京都染工所」の見学日記を公開致しましたが、今回はその絹糸で製品をデザインするネクタイの総合メーカー「株式会社西栄」と、実際に生地を織る機屋「梅武織物株式会社」の見学日記を執筆していこうと思います。

前回のお話同様、こちらの2つの会社もフランコスパダのネクタイを数多く手がけております。では、さっそく本編に参りましょう!

ジャカード織で表現される複雑な柄

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ネクタイは様々な柄の物がありますが、一体どうやって複雑な柄を表現しているのでしょうか?

答えは「ジャカード織」という方法で、2色以上の糸を複雑に織り込む事で、様々な柄を表現しているのです。

要は、プリントTシャツのように無地の生地にプリントするわけではなく、刺繍のように糸の色だけで柄を表現するので手間が掛かる方法なのですが、糸の立体感も表現できるので奥行きのある仕上がりになる事が特徴です。

そんな話を聞くと、「え?じゃあ1針1針全部細かく、どう縫うか決めてるの?」って感じですよね?

では、そんなネクタイの設計図を製作している企業「株式会社西栄」の作業現場をご紹介しましょう!

ドット絵のように1針1針調整がされたデザインデータ

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こちらがネクタイの設計図となるデザインデータです。

写真を見て頂けたらお察し頂けるかと思いますが、本当に1針1針全部細かく、どう縫うか決めているのです。

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画面左の元画像は、良く見ると線の端がぼやけてグレーになったりしていますが、

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画面右のデザインデータでは、その辺りを白か黒かをはっきりさせなければなりません。

こういった場面で1針の判断を誤ると、織物にした時に歪な柄となってしまいます。現在はコンピューターで作業していますが、元々は紙と筆を使って設計図を作っていたそうで、結局は経験と勘が物を言う職人技なのです。

そういった1針までを細かく調整し、美しい設計図を作り上げるのが「紋屋(もんや)」の仕事です。株式会社西栄は、現在ではネクタイの総合メーカーとして様々な仕事を請け負っておりますが、元々はこの紋屋の仕事が本業だったそうです。

デザインデータを元に作られる織物の設計図、紋紙(もんがみ)

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先程のデザインデータを使って、この「紋紙(もんがみ)」を作ります。後々ご紹介させて頂きますが、この紋紙こそが絹織物の設計図になるのです。

それでは次の記事では、この紋紙を持って、生地を織る機屋さん「梅武織物株式会社」に向かいましょう!

つづく

京丹後の機屋「梅武織物」の取材日記

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