最終更新日:2018年05月24日

日本的で控えめな品の良さが魅力!フェティアの本革ビジネスバッグ

日本のバッグ専門ブランド「fetia(フェティア)」より、新作のオールレザービジネスバッグが入荷致しました。

全面に使用されている牛革は、柔らかでモチモチとした肌触りと味わいのあるシボ感が魅力となっており、本革のバッグを持つ喜びを存分に感じて頂ける仕上がりとなっております。

金具類は全て真鍮メッキとなっており、使い込む程に穏やかなエイジングをお楽しみ頂けます。

オールレザーのビジネスバッグは様々なブランドの物がございますが、フェティアの製品は革の品質や縫製が良いだけでなく、控えめで品の良い、日本的な美的センスに溢れた設計が最大の魅力となっております。

ビジネスバッグをお探しの方には必ずチェックして頂きたい逸品です。

フェティアより、待望のオールレザービジネスバッグが到着致しました!

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どうも、東ヒマのメガネっ子担当、猪野です。

当店ではフェティアのビジネスバッグをたくさん取り扱っておりますが、今までそのラインナップに無かった本革オールレザーのビジネスバッグが入荷致しました!

実は2年程前は、こちらのバッグと同じライロアシリーズのラインナップとしてオールレザーのビジネスバッグが存在していたのですが、今回紹介させて頂きます新モデルの開発が進んでいた為、廃盤となっておりました。

つまり、今回の新モデルは開発開始から2年以上の制作期間が設けられており、メーカー渾身の逸品となっております。

前作も当店では大変ご好評頂いておりましたが、今作はまたコンセプトを新たに、大変良い出来となっております。ビジネスバッグをお探しの方は是非チェックしてみて下さい。

フェティア製品に使用される革素材のクオリティーが高い理由とは?

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本革と表記されているにも関わらず、まるでビニール生地のような素材感のバッグを見た事は無いでしょうか?

あれは、耐久性を優先し、化学薬品による強めの加工を行った結果なのです。

逆に薬品をあまり使わない場合、確かに革の風合いは良くなるのですが、色落ち等の耐久性が問題となると同時に管理も難しくなる為、コストが膨らんでいってしまいます。

簡単に言うと革素材の開発は、耐久性やコストパフォーマンスを優先すると素材感が悪くなり、素材感を優先すると耐久性やコストが問題になります。

レザーバッグのクオリティーは、ほぼ革のクオリティーで決まると言っても過言ではありませんが、そのクオリティーは耐久性や素材感といった特定の要素ではなく、総合的なバランス感が重要です。

どんな用途の、どんなデザインのバッグを作るのかという話を前提に、どこまで根気よく素材の選定や調整が出来たかが、クオリティーを大きく左右します。

フェティアのバッグが何故良いのかと言うと、この辺りの調整を、納得いくまでとことん突き詰めるからなんですよね。

その為の欠点としては、新作の発表が他メーカーに比べて極端に遅い事ですね(笑)

一般的なメーカーはシーズン毎に必ず新作を発表するのですが、フェティアは場合によっては展示会そのものを中止にしてしまう程、商品の品質に関しては本当に頑固なメーカーです。

今作のビジネスバッグに使用されている本革素材について

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一般的なバッグメーカーの多くは、いわゆる「ありもの生地」と言われる、生地屋さんがストックしている生地を使って製品を作っているのですが、こちらのビジネスバッグに使用されている革は、フェティアが日本のタンナーと協力して開発したオリジナルの革素材です。

今回のバッグに使用されている本革は、植物タンニンに少量のクロムを混ぜた混合鞣しとなっており、簡単に言うと素材感を重視しながらも、ある程度の耐久性も兼ね備えた革となっております。

ふくよかで柔らかなモチモチとした肌触りで、上品な大人のビジネスバッグに相応しい素材感に仕上がりました。

一見綺麗なスムースレザーのようですが、手に取ってみると薄っすらと革のシボもあり、穏やかな革の味わいも感じられる所がポイントです。

植物タンニンが使用されておりますので、本革バッグの醍醐味であるエイジング(経年変化)をお楽しみ頂けると同時に、少量のクロムも含んでおりますので、ある程度の湿気等にも耐えられる設計となっております。

重量に関しても大変こだわって開発がされており、本革バッグらしい心地よい重量感が感じられつつも、日常使用でストレスにならないレベルに調整がされております。

今回、こちらのビジネスバッグの発表が遅れた原因のひとつは、この革素材の開発だそうです。

バッグの大まかなデザインは1年以上前から決まっていたのですが、どうしてもこの革に納得がいかないという事で、何度もサンプルを作っては検証、作っては検証を繰り返したそうです。

その結果、素材感、耐久性、重量、そしてコストにも入念に気が配られた、非常にバランスの良い革素材が完成致しました。

デザインコンセプト

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今回のラインナップはデザインテーマが「波紋」という事で、曲線が曲線を生み出すような、柔らかで自然なフォルムが特徴となっております。

革の素材感や真鍮メッキ金具などによって高級感は感じさせるものの、良い意味で格好をつけない控えめな印象にまとまっており、スーツにも普段着にも合わせやすく、さり気なく高級感を演出するコーディネートの引き立て役として活躍してくれるでしょう。

高級感を前面に押し出す海外ブランドとは異なり、どこか素朴で品の良い、日本的な感性に溢れた仕上がりとなっております。

ブランドオリジナルの真鍮金具メッキ

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先程、発表が遅れた原因のひとつが革の開発と言いましたが、こちらの真鍮メッキ金具の開発が、もうひとつの原因だそうです。

こういった金具パーツ類は、金具メーカーが様々なデザインの物を作っているのですが、どうしてもイメージ通りの金具が見つからないという事で、今作は金具までもフェティアがオリジナルで開発致しました。

こんな小さな金具にどこまでこだわるんだ!と最初は思いましたが、製品サンプルを並べて見比べてみるとその差は一目瞭然、物凄く印象が変わるんですよね。

設計図なども見させて頂きましたが、本当にミリ単位での調整を行っていて、その結果、このようにシャープで優雅な曲線を描いたオリジナル金具が完成いたしました。

バッグ全体を見てみても、この金具がとても品のあるアクセントになっていて、フェティアのブランドイメージにピッタリの出来だと思います。

メイン収納部を開けずに使えるサブポケット

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こちらのバッグの特徴である前面のフラップは、マグネット開閉式のサブポケットとなっております。

スライドファスナーでない分、出し入れが容易ですので、スマートフォンやパスケースなど頻繁に使用する物を収納するのに便利な設計となっております。

また、マグネットが2ヶ所ありますので、持ち運び時にフラップが開いてしまうような事もございません。

その他こちらのフラップは曲線の形状や縫製位置などが細かく調整されており、切れやすいフラップ端の負荷を逃がす仕組みであったり、物の入れやすさ、見た目の美しさ等、様々な観点を考慮した設計となっております。

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また、バッグ背面側にもポケットがございます。

内部には大小2つのポケットが配置されておりますので、スマホにタブレットに雑誌など、様々な物を綺麗に収納して頂ける空間となっております。

このように、メイン収納部とは別に多彩なサブポケットを配置している為、大変機動力のあるバッグとなっております。

内装のレイアウトについて

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メイン収納部は、13インチのPCが収納出来るPCポケットと、2ヶ所のオープンポケット、ペン刺し、そしてファスナー付きポケットが1ヶ所となっております。

仕切りはございませんので、書類などの他にお弁当箱を入れたりするのにも適した設計となっております。

また、パソコンが収納出来るか心配な場合は、PCの機種名や品番をお調べの上、当店までお気軽にお問い合わせ下さい。

当店の方でサイズなどお調べ致しまして、収納出来るかどうかご回答させて頂きます。

ショルダーベルトが付属致します

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持ち運びに便利なショルダーベルトが付属致します。

こちらの金具も全て真鍮メッキですので、非常に高級感のある仕上がりとなっております。

但し、正直ビジネスバッグのショルダーベルト持ちは型崩れの原因になりやすいので、当店ではあまりお勧めはしておりません。

特にこちらのバッグは植物タンニンを含む高級な本革を使用しておりますので、出来れば綺麗に上品に使って頂きたいなというのが本音ではあります。

使うにしても、慢性的にショルダー持ちをするのではなく、ショルダーベルトをバッグの中に入れておいて、どうしても手持ちが疲れたなという時だけご使用頂くと良いのではないかなと思います。それぐらいでしたら特に問題は無いかなと思います。

利便性を求めるのであれば、思い切ってバックパック等をご検討頂いた方が良いかもしれませんね。こちらのバッグと同じライロアシリーズのバックパックは、オールレザーのクラシックなデザインとなっておりますので、スーツとの相性も良く、通勤にお勧めです。

長さが3段階で調整できるレザーハンドル

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フェティア恒例のハンドルの長さ調整ベルトですが、今作は3段階の調整が可能となっており、更には、どの長さにしても全体のフォルムの収まりが良いように設計されております。

最も短くした場合のハンドルベルト全長が約33cm、最も長くした場合は約46cmとなっております。

肩掛けは出来なくはないと思いますが、型崩れも心配ですし、あまりお勧めは出来ないかなと個人的には思います。

肩掛けがご希望でしたら、同じくライロアシリーズのトートバッグをお選び頂いた方が良いかなと思います。

こちらのビジネスバッグのハンドル長さ調整は、あくまでも手持ち時の使い心地や、見た目の好みで調整できる、というような理解でご使用頂いた方が良いかなと思いますね。

その他、細かな設計等について

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デザインのアクセントとなっている舟形美錠(バックル)ですが、通常このような位置に取り付けると美錠が倒れやすくなってしまうのですが、独特な取付方法と工場の技術により、しっかりと固定され、ハンドルが通しやすく、見た目にも美しい設計となっております。

ハンドルは肉盛り加工がされており、ふくよかで存在感のある仕上がりとなっております。

また、その厚さも念入りに調整されておりますので、美錠の通りも良く、機能面に関しても不備がございません。

表面的なデザインだけでなく、このような細かな設計にまで配慮が行き届いている所が、フェティア製品の大きな魅力だと思います。

また、控えめでシンプルなデザインでありながら洗練された高級感が感じられるのも、こういった美しいレイアウトや設計によるものだと思います。

スーツとの相性について

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「フェティアのバッグはスーツに合いますか?」というようなお問い合わせを良く頂きますので、今回は写真を用意してみました。

真鍮メッキパーツを使用したオールレザーのバッグですので、一般的なビジネスバッグに比べ、高級感や色気が感じられると思います。

しかし特別な装飾や個性的過ぎる設計等もございませんので、悪目立ちする事も無く、様々なビジネスシーンに使用できる上品なバッグだと思います。

一歩引いた日本的な美的センスが感じられる、洗練されたビジネスバッグです

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本革を使用したオールレザーのビジネスバッグは様々なブランドの物がございますが、デザインや設計が洗練されておらず、一言で言うならば「おじさん臭いバッグ」が多いように感じます。

フェティアのビジネスバッグは革の素材等が良く、機能面も充実している事はもちろんなのですが、とにかくデザインや設計のセンスが非常に良いですよね。

仕立ての良いスーツと合わせても全く見劣りせず、それでいて行き過ぎた高級感の演出もありませんので、品の良いビジネスバッグという印象です。

海外のスーパーブランドの製品は派手なデザインの物が多く、だからこそ、それを参考にした日本のメーカーは似たようなデザインを作りがちなのですが、上手くいった例を見かける事は正直少ないです。

逆にシンプルにしようと機能や装飾を削ぎ落した結果、本当に何の変哲も無いバッグになってしまった物も多く見かけます。

フェティアの製品は一見シンプルなようにみせかけて、実は随所に細かな配慮やこだわりが詰まっております。

だからこそ、フェティアの製品には、奥ゆかしさや品の良さなど、一歩引いた日本的な美的センスが感じられるんですよね。

そしてとどめは、原価に忠実な値段設定です。まあこれは、ある意味で日本ブランドの悪い所でもあるのですが、必要以上に儲けようとしない実に謙虚な値段設定となっております。

スーパーブランドの多くは、「いくらで作ったか」よりも「いくらで売れるか」を基準に値付けがされているように思います。

その点フェティアは、運送や材料の調達など隅々までコストパフォーマンスにこだわり、その結果弾き出された原価に忠実な値付けがされております。

ブランドの知名度にこだわらず、高品質でハイセンスなビジネスバッグをお探しでしたら、フェティアは当店一押しのブランドでございます。

お探しの方は是非チェックしてみて下さい!

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