FIVE WOODS(ファイブウッズ)は、日本で1890年に創業した鞄の専門商社「株式会社 林五」のプライベートブランドです。
社名を冠する当ブランドは、素材の選定から生産まで全ての工程を国内で行っており、同社最高スペックの品質が詰め込まれております。
国内で西洋の文化が取り入れられ、文明開化が起こった明治時代に創業した同社は、まさに現代の日本のファッションシーンを築いた立役者です。ファイブウッズの看板製品となるダレスバッグも、日本にダレスバッグの文化が浸透し始めた1950年代から企画・生産を手掛けております。
日本の伝統に溢れた最高品質のバッグをお探しの方に、大変お勧めのブランドです。
>> ブランド紹介ブログはこちら
こちらのバッグに使用されている革の大きな特徴は、「四方揉み」と呼ばれる手作業によって表現された風合い豊かなシボ感ですね。シボ感が強調された革の多くは金型による型押しによって表現されている為、均一で機械的な表情となりますが、こちらは日本の職人が革の目を見ながら手作業でシボを浮かび上がらせている為、より原皮の風合いに近い、自然で豊かな革の素材感をお楽しみ頂けます。
革の特性を大きく左右する鞣しに関しては、タンニン(自然由来の成分)を中心としたクロム(化学薬品)との混合鞣しとなります。一般的に見かける革製品の9割以上に採用されているクロム鞣しは、短期的な強度に長けている反面、素材感がゴムのようになってしまい、経年変化にも乏しい一面がございます。逆にタンニン鞣しの革は風合いに長け、豊かな経年変化を楽しめる特徴がございますが、品質管理が難しい分コストが高くなってしまう事に加え、強度に関しても弱い一面がございます。
こちらの革はタンニン鞣しをベースとしながら少量のクロムも加える事で、革本来の風合いや経年変化を楽しめつつも、ビジネスバッグとして必要な強度も兼ね備えた実用的な調整となっております。
染色に関しては染料を中心とした顔料との混合染色となっており、本革らしい暖かな色味でありながら、色落ち強度にも長け、ぶつけてしまった際も傷跡が馴染む調整となっております。
シンプルなビジネスバッグではございますが、各種仕様に関してはさすが日本の老舗メーカーと思わせるハイスペックな仕上りとなっております。
その他詳細は動画でご紹介しておりますので、是非チェックしてみて下さい。