本日紹介するのはナバデザイン(NAVA DESIGN)という、イタリアのシャレオツデザイナー集団が運営するブランド。このブランドと初めて出会ったのは都内某所の展示会だったのですが、もうこの出で立ちに一目惚れでしたね、さすが世界のデザイン処イタリア!という、突き抜けっぷりです。
このナバデザイン(NAVA DESIGN)というブランドは、かれこれ100年程前にヨーロッパで設立されたそうで、元々はスーパーブランドの広告などを手掛ける印刷会社だったそうなんですが、その会社が「自分達でも物作りしちゃおう!」って事で、デザイナーを集め1970年にブランドを立ち上げたらしいです。
このブランドの特徴は、社内に数十人のデザイナーを抱えながらも、世界中の著名なデザイナーとも頻繁にコラボしている所。日本からも無印良品などの製品を手掛ける「深澤直人」という方が製品作りに参加してます。
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こちらのブリーフケースは、DOT_COM 2.0というファクトリーメイドのシリーズ。このブランドは「時間が分かりにくい時計」など、アート要素の高い作品を数多く作っていますが、このブリーフケースの制作テーマは「機能性」という、逆に新鮮なコンセプトのシリーズなんですね。
特筆すべき点は裏地の素材ですね。フワフワでサラサラの素材感なのですが、これがなんちゃないようで、とても高級感があって良い。
ポケットも大小様々に配置されていますが、どれも無駄が無く使いやすそう。特に、PC用ポケットだけでなく、タブレット用ポケットもついているのが、現代的と言うか、にくいです。
縫製も、見れば見るほどキッチリしていて、NAVA designが、ただのデザイン会社ではなく、技術力に関してもトップレベルである事を感じますね。
日々持ち歩くブリーフケースは、デザイン性も大事ですが、やはり機能性が命。デキるメンズのビジネスパートナーとして、こだわったブリーフケースをお探しの方にお勧めです。
実際に触ってみて一番感じるのは、裏地素材の高級感ですね。肌触りの良い生地で、使うほどに愛着が沸きそうです。
また、個人的に嬉しいのがキャリーバッグ用のループですね。仕事で遠出する場合、キャリーバッグとブリーフケースのどちらも必要なので、この設計は助かります。
デザイン会社の制作したアイテムで最も心配なのは品質ですが、各種金具や縫製などもしっかりと作られており、技術の高さも申し分なしですね。
唯一問題なのは、日本への供給量ですね。実はこのブランドは10年程前から日本には上陸しているのですが、恐らく名前を知っている方は少ないはずです。
と言うのも、日本でヒットしたモデルであっても、メーカーが受注生産を受け付けてくれない場合があるらしく、卸会社としてはせっかく大きな注文をもらってもチャンスを逃してしまい、売る方としては旨味が少ないブランドなのだそうです。
更に、イタリアでは夏はサマーホリデー、冬はクリスマスから年明けまでと長い連休に入ってしまい、その間完全に音信不通になってしまうそうです。
そういった、良くも悪くもイタリア気質なブランドなのですが、僕としては供給量が少ないのは周りとかぶりませんし、逆にポイントが高いんですよね。
これだけのクオリティーでありながら、割とこなれた価格、それに加えある意味での希少価値もあり、「買い」なブランドだと思います。高品質で洒落たブリーフケースをお探しの方にお勧めですよ。