しかし、価格と品質が比例すると思ったら大間違い!高級品だから高品質だとは限らないのです!
お好きなブランドがある場合はそちらの製品を選ばれて良いと思いますが、長年使える高品質なショルダーバッグが必要なだけの場合、高級ブランド品はあまりお勧め出来ません。
最高品質の製品を選びたい方であっても、ショルダーバッグであれば予算は3万円前後ご用意頂ければ十分でしょう。
当店は最高品質をテーマにしたセレクトショップですが、ショルダーバッグは4万円以上の製品は現状取扱っておりません。
世の中には前述した通り10万円近いショルダーバッグも販売されておりますが、その多くはブランド料が乗っている為です。
という事で本日は、最高品質かつ高コスパのお勧めショルダーバッグを、カバン屋である私が18品選んでみました。
ショルダーバッグをお探しの方は、是非お買い物の参考にして頂ければと思います。
- ・長年使い込む楽しみを求める方に!フルタンニン鞣し革を使用した味わい豊かなショルダーバッグ
- ・クラシックなフラップ付きショルダー!現代のファッションに合わせやすい高級感のあるレザーバッグ
- ・ブランド大定番の素材を使用!革本来の魅力を感じさせてくれるショルダーバッグ
- ・経年変化豊かなショルダーバッグをお探しでしたら、ボーデッサン製品が大変お勧めです
- ・味わい豊かなのに水も弾く最新レザー!日本の超老舗メーカーが手掛けたショルダーバッグ
- ・ファッションに華を添える小振りなレザーショルダーバッグ
- ・30年以上のキャリアを誇る、日本のバッグデザイナーが手掛けた高機能ショルダーバッグ
- ・大手セレクトショップの製品も手掛ける、日本のバッグ専門メーカーが企画したショルダーバッグ
- ・防弾チョッキにも採用される強靭ナイロンを使用したショルダーバッグ
- ・バリスティックナイロンを使用していながら、ミリタリー色が薄めな所がポイントです
- ・ワンダーバゲージのカジュアルラインはこちら!この価格でバリスティックナイロン使用は破格です
- ・豊岡鞄加盟メーカーが手掛けた高品質なショルダーバッグ
- ・スーパーブランドも採用する高級ナイロンを使用したショルダーバッグ
- ・国産ナイロン「ZAC(ザック)」を使用した高品質なショルダーバッグ
- ・様々なコーディネートに合わせやすく使いやすいミニショルダーバッグ
- ・フカフカで肉厚な素材感が魅力!値段に見合わない高品質なショルダーバッグです
- ・イギリス伝統のツイード生地を使用したオシャレなサコッシュ型ショルダーバッグ
- ・野性的なイタリア製レザーショルダーバッグ!フルタンニン鞣し革を使用した色気ある逸品
- ・日本企画ではほとんど見かけないサイズ!ファッションアイテムとしても魅力的な超小型ショルダーバッグ
- ・日本のバッグ市場において、高級バッグブランドの代名詞と言えばこちら
- ・以上、カバン屋の俺がお勧めするショルダーバッグ18選でした
以前の職場も含めれば私も長い事バッグ業界に身を置いておりますが、特にショルダーバッグは個人的に大好きなカテゴリです。
市場で一番儲かるのは単価が高いビジネスバッグなのですが、ビジネスバッグは高いお金を出して買った割に仕事の時しか使えないのが寂しい所ですよね。
その点、こういったショルダーバッグは本当にいつでも使えるので、良い物買ってよかったなという満足感が高いように思います。
単価的にもサイズが小さい分、3万円代で最高級品にも十分手が届くので、安い買い物では無いとは言えコスパが良いように思います。
また、ビジネスバッグやバックパック等は入れられる荷物の最大重量が重い為に、使い方次第ではあるのですが寿命は短い傾向にあると思います。
しかし、今回ご紹介するようなショルダーバッグは物理的に重い物が入れられない為、必然的に寿命が長くなりますので高品質な製品であれば10年以上使用する事も難しくないと思います。
ショルダーバッグはファッションアイテムとしても大きなウェイトを占める道具ですので、頑張って良い製品を手に入れて長年大事に使って頂きたいなと思いますね。
また、グーグル検索等の都合上「メンズ向けショルダーバッグ」といったタイトルをつけておりますが、本日ご紹介致します商品の大半は女性でも問題無くご使用頂ける製品となりますので、是非女性の方も参考にして頂ければと思います。
それではさっそく、お勧めのショルダーバッグを一挙18品ご紹介させて頂きます!
長年使い込む楽しみを求める方に!フルタンニン鞣し革を使用した味わい豊かなショルダーバッグ
まずは2023年の最新作からご紹介させて頂きます。
こちらは、日本の老舗バッグ専門メーカー「BEAU DESSIN(ボーデッサン)」のレザーショルダーバッグです。
いわゆるサコッシュ型なので、マチが薄くスタイリッシュに使って頂けるショルダーバッグとなっております。
現代のレザーバッグ市場は、化学薬品で加工をしたクロム鞣し革が使用素材の主流となっておりますが、ボーデッサンは昔ながらの製法であるフルタンニン鞣し牛革を使用している事が大きな特徴です。
「鞣(なめ)し」というのは、動物の生皮を「革」に変えて、服や袋など道具の素材にする加工の事です。
そして、ボーデッサンが採用しているフルタンニン鞣しというのは、人類が初めて革製品を使い始めた数百万年前から続く、植物由来の成分だけを使用した伝統的な加工方法となっております。
フルタンニン鞣し革は、革本来の温もりや繊細さが感じられる上に、経年変化が非常に豊かである事が特徴です。
現在主流のクロム鞣し革というのは、例外もありますが基本的に加工コストが安く、仕上りの個体差も少ないので製品化し易いというのが大きな特徴です。
その為多くの企業が採用しているのですが、クロム鞣し革は基本的に安ければ安いほど素材感がゴムのような無機質な表情となってしまい、革本来の魅力が削がれてしまっている事が多いのです。
ボーデッサンは革素材そのものの魅力を大事にするブランドですので、フルタンニン鞣し革をほとんどの製品に採用しております。商品詳細ページはこちら
クラシックなフラップ付きショルダー!現代のファッションに合わせやすい高級感のあるレザーバッグ
こちらは、先程と同じ革を使用したフラップ(蓋)付きのショルダーバッグです。
この手のバッグはファスナー等を操作せずに荷物を取り出せる所が便利なポイントですね。
お出かけに丁度良い適度な収納力がありますので、出先で購入した物等も入れられそうです。
こちらの革は、ボーデッサンのメインデザイナーである生嶋様が今期企画した新設計の革素材でして、味わい深い風合いと都会的な高級感のあるフルタンニン鞣し革となっております。
本当に昔ながらのフルタンニン鞣し革というのは、良くも悪くもワイルドな印象なんですよね。
自分はそういう革製品も好きですし、カジュアルなコーディネートに合わせる上では良いかもですが、現在主流のきれいめ系のコーデ等には合わせ難い一面があると思います。
ボーデッサンのフルタンニン鞣し革は、昔ながらの味わい深さがしっかりとありながらも、ジャケットやコート等にも合わせやすい上品さがある所が大きな魅力となっております。
経年変化に関しても、従来の荒々しく変化していくフルタンニン鞣し革とは違ってジックリと経年変化していくイメージですので、現代的なファッションと非常に相性が良い革素材だと思います。商品詳細ページはこちら
ブランド大定番の素材を使用!革本来の魅力を感じさせてくれるショルダーバッグ
先程は新設計の革素材を使用したバッグをご紹介させて頂きましたが、こちらは「ボーデッサンと言えばこの革!」といったブランド大定番のフルタンニン鞣し牛革を使用したショルダーバッグです。
原皮のムードをそのまま生かす事をコンセプトに開発されており、余計な味付けが無い為にバランスが良く、非常にピュアな印象の革素材となっております。
バッグのデザインに関しては、これぞショルダーバッグと言えるようなクラシックな外観となっております。
しかし内装についてはスマホ等を出し入れし易いあおりポケット等、現代の生活にマッチした仕様になっている事が特徴です。
フルタンニン鞣し革の歴史は100万年以上前から始まったと言いましたが、化学薬品で加工をしたクロム鞣し革は、まだ100年程しか歴史がありません。
そもそもクロム鞣し革が開発された経緯としては、軍用品等に向けて強くて安い革が大量に求められたからだそうです。
クロム鞣し革で作られたブーツは泥水の上を走っても劣化し難く、強度に関してはフルタンニン鞣し革に勝ると言えますが、まるでゴムのような質感になってしまい革本来の味わいは欠けてしまう事が多いです。
人類が100万年以上前から革を使用してきたその理由は、柔軟性があって強度があるといった特徴があるからだけでなく、この革特有の繊細さや味わいに人間の感性をくすぐる魅力があったからなのではないかと自分は考えております。
今では様々な技術や化学が発展した為、革以上に丈夫な素材は既にたくさん登場しておりますが、それでも人類が革製品を求めるのは、やはり革にしか無い魅力があるからだと思います。商品詳細ページはこちら
経年変化豊かなショルダーバッグをお探しでしたら、ボーデッサン製品が大変お勧めです
前述したように現代的なファッションに合わせやすい設計である他、ボーデッサンは自社工場や専任の職人によって生産がされておりますので、他社製品とは大きく異なるクオリティーや個性があります。
日本には様々なバッグブランドがございますが、その大半は外部の工場に生産を委託しており、ボーデッサンのように自社工場を持っているメーカーは多くありません。
その為に街のバッグ売り場等を見ると、ブランド名は違うのに似たような雰囲気のバッグがたくさん並んでいるわけですが、ボーデッサンの製品はそれらとは根本的に何かが違う事を皆様にも体感して頂けると思います。
また、ボーデッサンは今回ご紹介したような柔らかな革素材を使用したバッグを国内で初めて提案したブランドだと言われております。
ずっと昔は革のバッグと言えばダレスバッグなど固い革を使用したビジネス用のバッグといった認識が一般的だったそうです。
数ある日本製バッグブランドの中でも、ボーデッサンはパイオニアと呼べるブランドだと思いますが、その当時からのメインデザイナーである生嶋様は現在も現役で様々な製品をデザインしております。
とにかく高品質で特別なショルダーバッグをお探しでしたら、ボーデッサンの製品は間違いありませんので是非チェックしてみて下さい。ボーデッサン商品一覧
味わい豊かなのに水も弾く最新レザー!日本の超老舗メーカーが手掛けたショルダーバッグ
ボーデッサン製品ばかりをお勧めしてしまいましたが、まだまだ他にも良いブランドはございますのでご紹介させて頂きます。
こちらは、1890年に日本で創業した超老舗のバッグブランド「ファイブウッズ」のショルダーバッグです。
現代のバッグ等の原型は海外から入ってきた物となっておりますが、日本は1853年まで鎖国をしておりましたので、ファイブウッズは日本のバッグ業界において開祖に近い存在だと思います。
ご覧の通りスタンダードなショルダーバッグとなっておりますが、こういった数々のスタンダードを確立してきたバッグブランドの一つがファイブウッズだと思います。
先程、革の鞣しに関してご紹介させて頂きましたが、こちらのバッグはフルタンニン鞣しでもクロム鞣しでもなく「混合鞣し」といった方法が採用されております。
文字通り、タンニンとクロムを掛け合わせた鞣しとなっており、革の味わいと強度のどちらにも優れたハイブリットな仕様となっております。
一般的に革は水に弱いと言われておりますが、なんとこちらの革は水を弾き、その上で革の繊細さや豊かな経年変化も持ち合わせております。
非常に隙の無い高品質なショルダーバッグだと思いますので、是非チェックしてみて下さい。商品詳細ページはこちら
ファッションに華を添える小振りなレザーショルダーバッグ
こちらは先程と同じ素材を使用した、一回り小振りなショルダーバッグです。個人的にはこちらの方がコンパクトで可愛くて好みですね。
お財布や携帯などの手荷物がピッタリ収納出来て、ファッションのアクセントとしても使える小振りなショルダーバッグをお探しの方はこちらがお勧めです。
日本のバッグブランドの多くは生産を外注していると前述致しましたが、ファイブウッズもその例に漏れず自社工場は構えておりません。
それでも他のメーカー製品と比較して、特に耐久性に関しては非常に高く仕上げられている印象です。
ファイブウッズは歴史が長い事もあり、日本各地にいる様々な職人との繋がりがあります。特に、高級品を専門とするような腕利きの職人とのネットワークが広い事が特徴です。
バッグ職人というのは、駆け出しの頃は工場に勤める等して稼ぎを得る方が多いのですが、腕が上がってくると個人宛に生産依頼が来るようになり、その結果独立して個人で活動される方が多いのです。
バッグというのは、廉価品であれば工場の流れ作業で量産される事が多いですが、当バッグのように品質重視で作る場合は、裁断職人と縫製職人の2名で製品化するような事も少なくない為、職人個人の技量がそのまま品質に反映されます。
だからこそ、いかに信頼出来る職人と繋がりがあるかが品質の要なのですが、そこがしっかりしている所がファイブウッズ製品が高品質である大きな理由だと思います。
シンプルなデザインだけど、がっちり頑丈で長年使い込める味わい深い本革ショルダーバッグをお探しの方は、ファイブウッズ製品は第一候補だと思います。商品詳細ページはこちら
30年以上のキャリアを誇る、日本のバッグデザイナーが手掛けた高機能ショルダーバッグ
ここまでのご紹介ですと、「クロム鞣し=安物」といったイメージでお伝えしてしまったかもしれませんが、そういう事ではございません。
何と言っても現代の本革製品の主流は圧倒的にクロム鞣し革であり、海外のスーパーブランド製品の多くもクロム鞣し革なわけですから、選ばれるには理由があります。
こちらの商品は、日本のバッグ専門ブランド「GALLERIANT(ガレリアント)」のショルダーバッグです。
取り外してお財布のように使えるファスナーポケットがついていたり、ショルダー紐を外してクラッチバッグとして使用出来たり等、マルチにお使い頂けるバッグとなっております。
こちらはイタリア製のクロム鞣しシュリンクレザーが使用されております。高級なブランドバッグの超大定番素材ですね。
クロム鞣し革と一言で言ってもグレードはピンキリです。安物のクロム鞣し革は「本革」と記載されていてもほとんど合皮のような素材感で、経年変化も全く楽しめない素材が多い事は事実だと思います。
しかし、世界一の革産地であるイタリア製のクロム鞣し革は、フルタンニン鞣し革とはまた違ったベクトルで高級感があります。
ピシッとした張り、煌びやかな色味など、高級ブランドのショーケースを飾るに相応しい素材感の色気があり、その中に適量の味わいも感じられ奥行きのあるムードが魅力となっております。
確かにフルタンニン鞣し革のようなはっきりとした経年変化はありませんが、程よく艶が増してくる等、ゆるやかな経年変化がお楽しみ頂けます。
キラキラとした高級感をバッグに求める方にとっては、クロム鞣し革を使用した製品の方が満足度は高いかもしれませんね。
中でもガレリアントの製品は日本で30年以上のキャリアを誇るバッグデザイナー「千田 聡氏」が監修しており、非常に出来が良く大変お勧めとなっております。商品詳細ページはこちら
大手セレクトショップの製品も手掛ける、日本のバッグ専門メーカーが企画したショルダーバッグ
フルタンニン鞣し革や、クロム鞣し革の中でもイタリア製など高級品ばかりご紹介してきましたが、ミドルクラスでも良い商品はございます。
こちらは、日本のバッグ専門ブランド「fetia(フェティア)」のレザーショルダーバッグです。
革はアジア圏で生産されたクロム鞣しのシュリンクレザーとなりますが、素材の企画元がフェティアですので非常にクオリティーが高いです。
使い込むと艶が増して高級感のある風合いに育って参ります。フルタンニン鞣しのような変化とは違いますが、これはこれで革製品の魅力を楽しんで頂けると思います。
コロンと丸っこいフォルムは様々なコーディネートに馴染みやすく、革素材の良さも相まってさり気なくオシャレ感を演出してくれるでしょう。
真鍮メッキ金具も味わいと高級感があり、大人っぽいショルダーバッグとして非常に良い仕上りになっていると思います。
フェティアは国内の有名セレクトショップのバッグ等も多く手掛けており、現代のコーディネートに馴染みやすいデザイン性が大きな魅力だと思います。商品詳細ページはこちら
防弾チョッキにも採用される強靭ナイロンを使用したショルダーバッグ
ここまでのご紹介の中で、「革以上に丈夫な素材は既にたくさん登場しておりますが」といった一文を書きましたが、その代表格がこちらのバッグにも使用されているバリスティックナイロンだと思います。
この素材は通常ナイロンの4~5倍の強度があると言われている、アメリカの生地メーカーが軍事用に開発した素材です。
防弾チョッキにも採用される等とにかく丈夫さに長けた素材でして、バッグの素材としても高価格帯のブランドを中心に広く採用されております。
こちらのバッグは日本のバッグ専門ブランド「WONDER BAGGAGE(ワンダーバゲージ)」が手掛けたショルダーバッグです。
堅牢なバリスティックナイロンと味わい深い本革ベルト(混合鞣し)の組み合わせが非常に趣があって良いですね。
小振りなサイズ感はファッションのアクセントとしても非常に華があり、とても都会的で大人なムードのあるショルダーバッグです。
こちらのバッグは当店の創業当初から取扱っている商品でして、実は私は商品を仕入れる前に自腹で購入し、かれこれ7~8年くらい使用しておりますが、生地破れが無い事はもちろん、未だに色褪せも型崩れもほとんど気になりません。
とにかく丈夫なバッグが欲しいという方は、バリスティックナイロンを使用した製品は必ずチェックして頂きたいですね。商品詳細ページはこちら
バリスティックナイロンを使用していながら、ミリタリー色が薄めな所がポイントです
こちらは先程のバッグをワンサイズ大きくしたモデルです。先程のバッグはかなり小振りでしたので、こちらがショルダーバッグとして標準的なサイズかもしれませんね。手荷物以外にも色々入れたい方はこちらがお勧めです。
バリスティックナイロンを使用したバッグは色々ありますが、元々が軍事用に開発された生地という事もあり、ミリタリーテイストが強い製品が多い印象です。
それらと比べてワンダーバゲージの製品は可愛さや愛嬌があり、良い意味で品質的なスペックが前面に出ていない所がチャームポイントだと思います。商品詳細ページはこちら
ワンダーバゲージのカジュアルラインはこちら!この価格でバリスティックナイロン使用は破格です
こちらはワンダーバゲージの、ウェストバッグタイプの製品です。ナイロンベルトの為に見た目も価格もカジュアルな設計となっております。
この手のバッグはデザイン次第でコーディネート全体が野暮ったくなってしまう場合がありますが、こちらはサイズ感など非常に気が利いており、都会的でオシャレな印象に仕上がっていると思います。
ワンダーバゲージは国産であるにも関わらず販売価格のベースが非常に低いので、この価格帯でバリスティックナイロンを使用した製品を手に出来る事がそもそもすごいと思いますね。商品詳細ページはこちら
豊岡鞄加盟メーカーが手掛けた高品質なショルダーバッグ
高価格帯のバッグブランドに人気のバリスティックナイロンですが、その亜種として登場したのが、こちらのショルダーバッグにも使用されているエアーバリスティックナイロンです。
バリスティックナイロンは丈夫な反面、少々重いといった難点があります。重いとは言っても本革製品と同等くらいですが、軽さを求めてナイロン系バッグをお探しの方には合わない素材だと思います。
こちらのエアーバリスティックナイロンは、通常のバリスティックナイロンに比べてやや耐久性は劣るものの、一般的なナイロンに近いくらいの軽さに収まっている事が大きな魅力となっております。
毎日ジャングルの中を転がりながら生活している人であれば話は別ですが、標準的な都市生活をしている人であれば十分過ぎる耐久性があると思います。
こちらのショルダーバッグは、日本の高機能バッグ専門ブランド「beruf baggage(ベルーフバゲージ)」が手掛けた商品です。
ガバっと開く独創的な取り出し口が特徴で、しっかり容量がある上に中身の荷物を見渡しやすく、非常に機能性に優れた設計となっております。
内装ポケットもベルーフ製品お決まりの伸縮ポケットが採用されており、バッグの中身をスッキリと整理して頂ける構造となっております。
生産は豊岡鞄に加盟する工場で行われており、数ある日本製バッグの中でもかなり精度の高い仕上りとなっております。
日本は各地にバッグ工場がありますが、その中でも豊岡鞄に加盟する工場は腕が良いと思います。商品詳細ページはこちら
スーパーブランドも採用する高級ナイロンを使用したショルダーバッグ
高級ナイロンとしてもう一つ有名なのが、イタリアの生地メーカー「リモンタ社」のナイロンです。
バリスティックナイロンは、高級ブランドとは言ってもアウトドア系やビジネス系のブランドを中心に使用されておりますが、リモンタ社のナイロンはヨーロッパのスーパーブランドに多く採用されており、ラグジュアリーやドレッシーといったベクトルでの高級感が魅力です。
ナイロン生地と言うのは元々は安物のイメージが強い素材でした。防水性や堅牢度等は強いものの、本革のような深みや味わいは無い為に高級ブランドが使用する生地としては適していなかったからです。
しかし、リモンタ社の開発したナイロン生地は、ナイロン本来の機能性に加えて独特の艶や色気があり高級感に長けた素材感だった為、多くのスーパーブランドが使用する大定番の生地となりました。
こちらのショルダーバッグは冒頭でご紹介しましたボーデッサンが手掛けた製品となります。
コーディネートをさり気なく華やげる落ち着いた配色のペイズリー柄は、ボーデッサンのメインデザイナーである生嶋様が企画考案した別注生地となります。
リモンタナイロンの美しいドレープが映える設計となっており、コーディネートに色気を加えてくれるショルダーバッグとなっております。商品詳細ページはこちら
国産ナイロン「ZAC(ザック)」を使用した高品質なショルダーバッグ
高級ナイロンと言うと、前述したアメリカのバリスティックナイロンと、イタリアのリモンタナイロンが2強となっておりますが、国産製品にも魅力的なナイロン生地は色々ございます。
その中の一つが、こちらボーデッサン製ショルダーバッグにも使用されている「ZAC(ザック)」です。
塩縮加工でナイロン生地の密度を上げており、それによってシワ耐性等の強度が上がると同時にシャリ感のある独特の生地感に仕上げられております。
各部位に使用されているレザーも、国産フルタンニン鞣し革が使用されており味わいがありますね。
リモンタナイロンのような色気はありませんが、都会的で爽やかな高級感があり、カジュアルないつものコーディネートを少し大人っぽく彩ってくれるショルダーバッグだと思います。商品詳細ページはこちら
様々なコーディネートに合わせやすく使いやすいミニショルダーバッグ
先程のバッグを一回り小さくしたのがこちらのショルダーバッグです。
携帯や財布等の手回り品を収納出来る程度のコンパクトなサイズ感となっております。
リモンタナイロン製のショルダーバッグ等は、高級感がある反面コーディネートにも気を遣う必要がありますが、こういったバッグはカジュアルな服装であれば大抵合わせやすいという所が使い勝手の良さですね。
この手のナイロン製ショルダーバッグは廉価品もたくさんございますが、使用頻度が高い道具である事に加え道具としての寿命も非常に長いので、こういったこだわりの入った製品を選んで頂けると、後々きっと「買って良かったな」と感じて頂けると思います。商品詳細ページはこちら
フカフカで肉厚な素材感が魅力!値段に見合わない高品質なショルダーバッグです
こちらは、ボーデッサン傘下のブランド「derive(デリィーヴ)」のショルダーバッグです。
ボーデッサンが企画し、日本の生地メーカーが生産を行った国産ナイロンを使用しております。
フカフカで肉厚な素材感はとても高級感があり、大人が持ち歩くバッグの素材として非常に魅力的な仕上りとなっております。
実はこちらのブランドは、メインデザイナーが不在となってしまった等の事情により、現状新製品の投入がストップしております。
そのタイミングでブランド全体的に大幅な値引きがされた過去がございまして、現在の販売価格は当時価格から3~4割程値引かれております。
ブランドがストップしてしまっている事は寂しいですが、ボーデッサンが母体の為に品質は非常に良く、修理などの対応もまだまだ可能ですので、品質でショルダーバッグを探されている方には大変お勧めの商品となっております。商品詳細ページはこちら
イギリス伝統のツイード生地を使用したオシャレなサコッシュ型ショルダーバッグ
日本のバッグ専門ブランド「CARRYNEST(キャリーネスト)」が手掛けたショルダーバッグです。
生地を編み込んだように見えるデザインは、実は1枚の生地を複雑に折り畳んで表現されております。
こちらはブランドの限定モデルで、イギリスの伝統ツイード生地「ハリスツイード」がメイン生地に使用されております。
ハリスツイード特有の味わい深いムードは、特に冬場のコーディネートと大変相性が良いですね。
ショルダーバッグは道具としての機能性に加え、ファッション要素もかなり大きい道具ですので、コーディネートにも気を使って選びたい所です。商品詳細ページはこちら
野性的なイタリア製レザーショルダーバッグ!フルタンニン鞣し革を使用した色気ある逸品
イタリアのバッグブランドと言えば有名ブランドが多く思いつきます。
また、それらのブランド製品の多くはキラキラとしたラグジュアリーな雰囲気が人気で、本革バッグとは言ってもクロム鞣し革を中心とした綺麗で豪華な製品が目立ちますが、その影に隠れてフルタンニン鞣し革を使用した伝統的なバッグを手掛けるメーカーもあるわけです。
その一つが、こちらのI MEDICI(イ メディチ)というブランドです。スーパーブランド製品も魅力的ですが、こういった野性的なイタリア製品も色気がありますよね。
こちらのバッグは日本の代理店を通して仕入れはしているものの、基本的にイタリア本社で企画された製品がそのまま入ってくるだけなので、色々と日本企画品と異なる点があります。
まず匂いですね。生産から3ヵ月くらいすれば落ち着いてくるのですが、生産直後で納品されたタイミングではかなり強力な革の匂いがします。
時間が経過した個体に関しても、匂いに敏感な人は気になるかもしれません(自分は気になりませんが)。
日本製品のような安心感はちょっと欠けるものの、日本製品には無い野性的な色気は存分に感じられますので、ちょっと刺激的な革製品が欲しい人にはピッタリのショルダーバッグだと思います。商品詳細ページはこちら
日本企画ではほとんど見かけないサイズ!ファッションアイテムとしても魅力的な超小型ショルダーバッグ
こちらは先程のショルダーバッグの一回りサイズの小さいモデルとなります。
日本企画の場合は長財布が入るようにとか、最低限スマホは大体入るようにとか色々と企画の段階でサイズ感は絞られてくるわけですが、そういった制約が一切無く企画されているのをヒシヒシと感じるバッグですね(笑)
こちらのバッグは長財布はもちろん、近年多く見かける大型のスマホも入りません。入るのは昔ながらの小型スマホと、パスケースや小銭入れ程度です。
機能面で言えば正直お勧めポイントがあまり無いのですが、野性的なイタリアのムードを纏った革の味わいと、市場で中々見ない超小振りなサイズ感は、ファッションアイテムとして非常に目を引く可愛さがありますね。
小型のスマホを持ち歩かれている方にとっては、サイズ的にこんなにジャストフィットのショルダーバッグは他に中々ありませんので、見る人が見れば完璧なバッグかもしれません。
展示会で見た時に、使い勝手は一旦置いておいてとにかく可愛い!と思って仕入れてみたわけですが、予想通り大人気にはなりませんでしたが、スローな売れ行きを見ると静かなニーズがある事も感じております。商品詳細ページはこちら
日本のバッグ市場において、高級バッグブランドの代名詞と言えばこちら
最後にご紹介させて頂くのが、日本でトップクラスに知名度のあるバッグ専門ブランド「PELLE MORBIDA(ペッレ モルビダ)」のショルダーバッグです。
スポーツブランドを含めたカジュアルな価格帯であれば他に有名ブランドはあると思いますが、ここまでの高価格帯であれば日本製バッグブランドの中で5指に入る知名度があるブランドだと思います。
運営母体はファッションブランドを中心とした輸入代理店として国内ナンバーワンのシェアを誇る企業「ウエニ貿易」です。
バッグメーカーではないのですが、母体が非常に大きい事もあって広告費などの予算感は他メーカーと比較になりませんね。
百貨店のバッグコーナーではほとんどの店舗で当ブランド製品が並んでおり、高額なバッグを探した経験がある方でしたら一度は目にしていると思います。
肝心の品質に関してですが、かなり良いと思います。特にデザインに関しては他の国産品とは違うグローバルなセンスがあり、スーパーブランド製品と見間違えてしまう程だと思います。
但し、最近はブランドの知名度に比例して価格は高めになってきていると思います。
そもそも輸入代理店であるウエニ貿易がこのブランドが作った理由は、海外のスーパーブランド製品のような品質のバッグを、国内で低価格で作りたいと考えたからです。
会社として初めてのプライベートブランドという事で、特に初期の品番はデザインも品質もコスパもすごく気合が入っていたように思います。
初期デザインは私も良く知っている業界屈指のデザイナーが担当しており、生産工場も含めこれ以上ないベストメンバーが集まっていたと思います。
しかし、決して悪い事では無いのですが、知名度や広告費が上がった事で販売価格も上昇傾向にあり、知名度を軽視してコスパを重視する当店のコンセプトからは段々と離れて行ってしまっていると感じております。
ブランドの知名度が上がってブランド力が増す事は全く悪い事だとは思いませんが、前述した通り当店のコンセプトとは段々合わなくなってきており、今後当ブランドの取り扱いは恐らく当店では縮小方向になるとは思います。
こちらのショルダーバッグは2年近く前に出品した品番ですが、当店の取扱うラインナップの中では当ブランドの最新作となっております。
新作の展示会は覗いているのですが、残念ながら当店のコンセプトに合う製品は見つからない状況です。現行品は、やはり高級百貨店に並べられてキラキラと輝いている姿の方が相応しいと思います。
スーパーブランド製品などもそうですが、この手のブランド製品特有の耐久性に関する脆さは当製品に関しては感じられず、デザインも洗練されており非常にお勧めのショルダーバッグです。
日本のバッグメーカーの製品は世界的に見ても大変頑丈に作られておりますが、その一方で野暮ったいデザインも多く、ペッレモルビダのように海外ブランド製品とデザイン面で真っ向勝負出来るブランドは他に中々無いと思います。商品詳細ページはこちら
以上、カバン屋の俺がお勧めするメンズ向けショルダーバッグ18選でした
ある程度予算に余裕があって、とにかく高品質で自分にマッチしたショルダーバッグが欲しいという方は、この18品の中から選んで頂ければ間違い無いと思います。
冒頭でもご紹介した通り、ショルダーバッグは寿命が長い反面、比較的コストも抑えられた道具である上、日々の使用頻度も高いので高品質な物を選ばれると非常に満足度が高いと思います。
ちなみに私が今一番個人的に欲しい製品は、当ブログの一番最初にご紹介させて頂きました、サコッシュ型のレザーショルダーバッグですね!
ブランドの新素材であるフルタンニン鞣し革を使用しているのですが、この具合が本当に良い塩梅に仕上がっており、長年大事に使いたくなるようなバッグだと思います。
当店が取扱っていない様々なブランドの製品も含め、ショルダーバッグ業界で今一番熱いと思いますね!
そもそも、当店はセレクトショップなので、各ブランドが出した新製品を必ず紹介しなくちゃいけないとか、そういったしがらみは一切ありません。
色々な展示会を回って一番良いと思った製品を選んでくるだけなので、当店に並んでいる製品は全て、本当にお勧めだから並べているだけです。
そういった意味でも、様々なブランド製品と比較しても本当に出来が良く大変お勧めとなっておりますので、是非ご検討頂ければと思います。
以上、おしまい!東京ヒマワリ トップページ
最近のビッグシルエットに合うビッグバッグも出て欲しいと感じております。
のりまき様
コメントありがとうございます、東京ヒマワリの担当、猪野でございます。
ビッグシルエットは近年人気のスタイルですね!そういったコーディネートに合わせたバッグの紹介も今後していきたいなと思います。
貴重なご意見を投稿して頂き誠にありがとうございます。