当対策においては、一部ではございますが一般のお客様にもご不便をお掛けしてしまう場合があり、ご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ございませんが、何卒ご確認下さいますよう宜しくお願い申し上げます。
スマホやPCが必需品となった現代では生活が便利となった反面、様々な詐欺が横行しております。中でも当店のようなインターネットショップに大きく影響しているのが、クレジットカードの不正利用です。
これはどういった詐欺なのかと言うと、偽装メールや偽装サイト、その他様々な方法でクレジットカード情報を盗み取り、他人のクレジットカードを勝手に使用して商品を注文するというものです。
例えば、Amazon等の大手企業を名乗るアドレスから、「アカウントの利用制限しています、今すぐ情報を更新して下さい」というようなメールが届いた事は無いでしょうか?こういったメールの指示に従ってクレジットカード情報等を入力してしまうと、詐欺犯にお客様の個人情報が流出・悪用されてしまうのです。
他にも、カード情報を抜き取るスキミング機器を使用するケースや、ワンクリック詐欺のような形でwebサイト上で個人情報を入力させる方法など、様々な手口が存在します。
そういった詐欺に対して当店では、カードサービスの提供元である「GMOペイメントゲートウェイ株式会社」の他、「警視庁玉川警察署刑事組織犯罪対策課」の協力の下で様々な対策を行っております。
一般のお客様はこちらをご確認下さい
・ギフトの為、注文者住所と異なるお届け先を指定したい
・諸事情により、住所内に受取人の氏名を入力したい
上記どちらかに該当する場合は、商品発送前に電話でのご本人様確認が最低限必要となります。その為、場合によっては即日発送が出来ない事がございます。
お急ぎの方は、以下2点のサービスをご用意致しましたので、是非ご利用頂ければと思います。
【1、代金引換便の手数料無料】
商品ご購入時、代金引換をご選択頂き、備考欄へ「カード詐欺ブログ見ました」と記入頂けた場合、代引き手数料を無料&即日発送させて頂きます。
【2、振込支払いの手数料無料&お支払金額の1%分をお値引き】
クレジットカード支払いを選ばれる方には、手数料の節約及びポイント獲得を目的とされている方も多いと思います。
そこで当店では、商品ご購入時、銀行振込もしくは郵便振替をご選択頂き、備考欄へ「カード詐欺ブログ見ました」と記入頂けた場合、振込手数料を無料&お買い上げ金額の1%分をお値引きさせて頂きます。
但し、商品の発送はご入金確認後となりますので、場合によっては即日出荷出来ない可能性がございます。お急ぎの場合はコチラのページをご確認の上、事前に代金をお振込み下さいますようお願い致します。
また、事前にお振込みを頂く場合、お客様の方でお振込み合計金額を計算して頂く必要がございます。
ご注文時の入力内容ご確認ページにて、送料等を含んだ合計金額が表示されますので、「合計金額×0.01」を計算して、値引き金額を算出して下さい。
次にお振込み手数料に関してですが、こちらは一律220円とさせて頂きますので、合計金額から、値引き金額と振込手数料220円を差し引いた金額をお振込み下さい。
慎重に計算して頂ければとは思いますが、本件に関しましてはイレギュラーな内容となりますので、数十円程度の誤差であれば再振込など依頼する事無く発送させて頂こうという所存です。
尚、お急ぎでない方は当店でご注文確認後にお振込み金額をご案内させて頂きますので、お待ち頂ければと思います。
クレジットカードの不正利用をお考えの方はこちらをご確認下さい
被害届の他、諸々の証拠等を揃えて警察に提出するというのは非常に手間が掛かる事に加え、被害金額も一件当たり数万円程度である事が多いので、作業費用等も考慮すると見逃した方が利益がある場合が多いからです。
これはつまりどういった事かと言うと、現在の日本では、クレジットカード不正利用の犯罪者が、どれだけ犯罪を重ねても警察の捜査の対象にすらならない場合が多いという事です。
警察は犯罪が起こっただけでは動けず、あくまでも被害届が出されてから捜査を開始するので、カード会社が被害届を出さない限り捜査が行えないのです。
当然ですが、私達はこの状況が非常に問題だと感じております。しかし、被害届を出さない方が利益があるという現状では、カード会社が積極的に犯人逮捕の為に動くとは思えません。
そこで私達は、私達のショップで起こったクレジットカード不正利用に関しては、未然に防ぐのではなく、犯人逮捕を第一優先として対策を行っております。
犯人を逮捕しても私達に直接的な利益はありませんが、こういった犯罪を減らして、今後のインターネットショップ市場をより一層盛り上げていく為には、私達のようなショップ運営者が行動する以外に方法が無いと考えております。
多くのショップでは使用不可能なクレジットカードも、当店ではあえてブロックせず、注文自体は正常に行える仕組みにしております。
※もちろん、当店の方では詐欺疑いのカードが使用されたと通知されます
カード会社が提供している無料のセキュリティーシステムを導入する事で、不正注文の決済が出来ないようにする事も可能なのですが、これを導入してしまうと一般のお客様も注文時に手間が掛かってしまう事に加え、実際に注文がされないと犯人を特定する事が出来ないので、当店ではあえて導入しておりません。
そのようにして詐欺注文を意図的に受注した後は、「GMOペイメントゲートウェイ株式会社」の他、「警視庁玉川警察署刑事組織犯罪対策課」にも協力を依頼して、様々な方法で犯人逮捕に向けた施策を行っております。
クレジットカード不正利用による詐欺は、犯人逮捕が容易な犯罪です
振り込め詐欺の場合は、犯人との接点が電話しかない事に加え、被害者が誰かに相談する前に、犯人に誘導されて振込を行ってしまうケースが多く、そうなると犯人の特定は極めて困難なものとなります。
しかし、クレジットカード不正利用の中でもネット通販を利用した手口は、注文が入った時点で詐欺を察知し易く、更に商品を発送した後も配送業者のシステムで荷物の追跡が可能となり、犯人を特定する為の情報が多い事が特徴です。
クレジットカードの不正利用を見抜く具体的な方法について
まず、不正注文の大半は以下のような形で注文が入ってきます。
・注文者住所とお届け先住所が異なる
ネット通販で注文をする場合、商品のお届け先住所とは別に注文者の住所を入力する必要がありますが、この注文者住所はクレジットカードに登録した住所を入力する必要があります。
こちらが合致しない場合は販売元に注意喚起のお知らせが届くか、もしくは注文自体が出来ないという仕組みとなっております。
その為、カード決済に必要な注文者住所にはカード保有者の正しい情報を入力し、お届け先は詐欺犯にとって都合の良い住所を入力するといったパターンが大半となります。
・お届け先住所内に、注文者とは異なる受取人名の記載がある
荷物をある住所へ届ける際には、事前に郵便局や運送会社へ書類等を届け出る必要があり、そういった事情によって住所の末尾に受取人氏名が記載される場合が多いです。
・お届け先住所が空き家
ネット通販を利用したクレジットカード不正利用詐欺は、荷物の受け取りが空き家で行われる事が多いです。当店ではカードの不正利用を察知した場合、玉川警察署協力の下、商品発送前に空き家かどうかを確認しております。
こういった特徴がある為、詐欺注文は発送前に察知する事が容易となっております。
更に、現在ではカード会社が詐欺に使用されている可能性の高い住所のデータベースを保持しており、こちらで照合する事によって迅速かつ高い精度で詐欺かどうかを見極める事も可能です。
犯人を逮捕する具体的な方法について
しかし当店では、犯人逮捕を第一に考えておりますので、詐欺注文の荷物を意図的に発送しております。
事前に詐欺注文である事を察知出来れば、あとは追跡システムを利用して荷物の動向を確認しつつ、犯人が荷物を受け取った事を確認した直後に、待機していた警察官が犯人を逮捕すれば良いだけですので、労力は掛かるものの犯人特定自体は難しいものではありません。
それでもなぜ同様の犯罪が増えているのかというと、まず第一にIT犯罪に疎いネットショップ運営者が少なくない事と、一件当たりの被害額が小さい上に犯人逮捕の為には様々な手続きなどの労力が掛かる為、販売元が意図的に犯行を見逃しているからです。
また、こういった捜査は実際に被害が起こってしまってからでは遅い為、事前に管轄の警察署や警察官へ協力を依頼する事も必須となりますので、諸々の手間を考えた上で、多くのショップでは犯人逮捕に積極的では無いのだと思います。
なので犯人の皆様は、こういったクレジットカードの不正利用は捕まり難いのではなく、被害者が被害届を出さないから捕まらないだけだという事を十分心得た上で犯行に及んで頂ければと思います。
最後に
それでも何故当店がこのような情報をあえて公開しているのかと言うと、こういった安易なクレジットカード不正利用は、簡単に逮捕が出来るという事を世間に周知したいからです。
私達が求めるのは、本当は犯人逮捕ではなく、こういった犯罪自体が無くなる事です。
過去の実例を見てみると、当店でクレジットカードの不正利用を行うような人はほとんどが個人です。振り込め詐欺とは異なり一件当たりの単価が低い事に加え、逮捕されるリスクも高く、加えて現金ではなく品物が手に入る詐欺手段なので、オークションサイトへの転売なども規模に限界があり、こういった事情によって他の詐欺と比べて組織的な犯行が少ないように感じます。
それでも何故この手の犯罪が無くならないのかと言うと、振り込め詐欺のように、直接の被害者と会話などのやり取りが無いからだと私は考えています。実際に犯行を行った事を想像すると、恐らくデジタルの世界だけで全ての作業が完結したように見えるので、良心を痛めるシーンが少ないのではないかなと思います。
そんな手軽さに加え、何度か犯行を行っても一向に警察に捜査される雰囲気も無い為、犯行を繰り返してしまっている方が多いのではないかなと思います。
繰り返しとなりますが、クレジットカードの不正利用詐欺は、私達のようなショップ運営者が動けば容易に犯人特定が可能です。
その事を肝に銘じて、是非考えを改めて頂ければと思います。