今日は代官山や中目黒に行ってきたので、ついにカメラを持って出たのですが、こういう時に限ってシャッターチャンス無し。なので、どうでもいい話をしよう!
洋服や鞄や帽子などのファッションだったり、建築物だったり、インテリアだったり、とにかく何でも、
ずっと昔に日本で生まれて、未だに日本人に「日常的に」愛されているものって、ものすご~~く少ないですよね。
例えばファッションに関して言えば、日本人はご存知の通り、「着物」が伝統的な衣類ですが、今現代で普段着として着ている人は、ものすご~く少ない。
しかし、19世紀のイギリス、日本で言う江戸時代の頃には、ヨーロッパでは既にスリーピース・スーツが生まれていて、
その文化は未だにイギリスで続いているだけでなく、基本的な形を変える事無く、今では世界中の「紳士スタイル」として定着している。
もっと言えば、このスーツも、イギリスの「モーニングコート」が姿を変えた物なわけで、つまり、もう分からないくらい昔から少~しづつ進化してきた文化なんですよね、スーツって。
そういうような考えで、改めて日本を見直してみると、こういう文化って、本当にものすごく少ないなーとね、ふいに思ったんですよ。
で、いわゆる「世界に通用する物」を日本が生み出そうと思ったら、漠然と「海外から入ってきて、それを改善・アレンジしたもの」では、なかなか通用しないと思うんですよ。
例えば「Made in USA の、すごくお洒落な扇子」が日本に入ってきたら、もちろん面白いかもしれないけれど、「米国の歴史と文化」は、中々感じられないですよね。
だから、例えば日本がどんなに良いスーツを世界に発信しても、中々真には受け入れてもらえないんだろうなぁとね、思うわけです。
かといって、着物などの文化を取り入れたファッションアイテムを発信しても、今現代でも日本人が日常的に触れている文化ではないから、なんだかちょっと違うような気がするんですよね。
そう考えると、なぜ「寿司」が海外の人に人気なのかとか、分かる気がする。
やっぱり、その国で生まれて、その国で昔から今まで愛され続けている文化っていうのは、海外の人はとても興味があるのだと思う。
という、とくにオチは無い今回のお話。