最大の特徴は、裁断や縫製などの作業を、全てサンプルルームのサンプル師が担当している所です。工場の中で最も熟練度の高い職人が、このサンプル師と呼ばれる方です。
素材や金属パーツも全て最高品質の物を使用しており、まさにメーカーの歴史と技術が詰まったクオリティーが魅力です。
革メーカーが作った本気の革専門ブランド、Trois Clefs(トワクレ)を本日は紹介していきます。
本日は、日本の老舗革小物メーカーProjet Trois(プロジェ・トワ)のプライベートブランド、Trois Clefs(トワクレ)を紹介していこうと思います。
プロジェ・トワという会社は、基本的にOEMという受託製造が主な業務です。つまり、某有名ブランド様などが「オリジナルのレザーバッグを作りたい!」という時に、イメージやコンセプトを聞いて具現化するというお仕事をしている会社なんですね。
ブランドを運営している会社が製造技術を持っていると思われている方も多いかもしれませんが、実はこういったメーカーが本当は技術を持っていて、ブランドというのは、いわゆるPR等が主な業務なのです。
で、今回のTrois Clefs(トワクレ)というブランドは、メーカーという立場であるProjet Trois(プロジェ・トワ)が自ら立ち上げたプライベートブランドで、そのテーマが「メーカーとして最高品質を目指す物作り」という内容。もう、このテーマの時点で激熱いですよね~。
OEMの場合はブランド運営会社の指示が最優先なので、メーカーとしては「本当はこうの方がいいんじゃないかなぁ、、」みたいな事があると思うのですが、Trois Clefs(トワクレ)はメーカーが設計等を全て担当している為、正真正銘、餅屋が作った餅というわけなのです。
しかも、ブランド料などが乗っていない為に、そのスペックと比較して非常にリーズナブルな価格設定となっております。ブランドタグよりも、物としての品質に予算を割きたい方は要チェックのブランドです。
工場内で最大の熟練度を誇る職人、「サンプル師」が全ての作業を行っております
サンプル師というのは文字通り、メーカーが新しい製品を企画する時のサンプルを作れる方の事で、裁断や縫製などの技術に加え、革製品全体の構造を熟知しております。だからこそ出来上がる製品は微妙な塩梅が調整され、非常に品質の良い物が出来上がります。
革は、プラスチックや金属とは異なり、個体毎に微妙な個性がある素材です。だからこそ同じ設計であっても、担当する職人のスキルによって出来栄えが大きく変わるのです。
Trois Clefs(トワクレ)は主に海外製です。が、品質の心配はご無用です。
何が問題なのかというと、誰が企画・管理したのかが最重要で、ここがしっかりしていない製品は、海外製だろうと国産だろうと関係なくイマイチな出来になります。また、著しく廉価な製品に関しても、その分構造を簡単にする必要があったり、安い素材を選定しなければならなかったりという理由で品質は落ちます。
Trois Clefs(トワクレ)を製造している工場は日本の企業が管理している工場で、メーカーとも20年以上の付き合いがあります。OEM製品などもそちらの工場で製造しており、長い歴史を経てガッチリとコミュニケーションのとれた生産ラインが完成しております。
設計や素材などに関しても、既に申し上げました通り一切の妥協を許さない内容となっておりますので、そういった意味での品質に関する心配は無用という事です。
ブランドバリューよりも品質に興味がある方は、Trois Clefs(トワクレ)含む「メーカー企画」の製品を要チェック!
やはり、インターネットの発達などにより様々な情報が豊富になった為、「何となく名前を知ってるから買う層」が減ってきたのかなぁと思います。または、高額なブランドを持つというステータスよりも、物としての品質やコスパを重要視する人が増えてきたのかもしれません。
近年はファッション業界が不調だと言いますが、どちらかと言うと「化けの皮が剥がれてきた」ように僕は感じています。その反面、Trois Clefs(トワクレ)のような「本当に良い仕事をしているブランド」が注目を浴び始めているように思います。
Trois Clefs(トワクレ)は誰もが知っているブランドではありませんが、誰もが知っているブランドの製品をたくさん作ってきたメーカーです。最高品質のレザー製品をお探しでしたら大変お勧めですので、是非ご検討下さい。
という事で、おしまい!