バッグというのは荷物を入れる「道具」なので、収納力や機能性だけで物を選ばれている男性も少なくないかと思いますが、バッグはコーディネートにとても影響力のある「ファッションアイテム」である事を忘れてはいけません。
何気なく選んだそのバッグが、あなたの日常のコーディネートを常に破壊し続けている可能性があるという事です。
「いやいや、これは○○で買った○万円もするちゃんとした物だから絶対に大丈夫だよ」と危機感を感じていない方もいらっしゃるかと思いますが、ファッションアイテムの良し悪しを、購入店舗や金額だけで判断している貴方が最も危険です!!!
という事で本日は、かばん屋である私が「女性ウケも良いオシャレなバッグの選び方」について、ご紹介させて頂こうと思います。
この記事を一読すれば、もう二度とバッグ選びで悩む事は無くなるかと思いますので、是非チェックしてみて下さい。
- ・絶対に選んではいけない、女性にモテないバッグはこれ!
- ・ファッションにおける大まかなジャンルについて
- ・伝統的なフォーマルファッションに合うバッグ
- ・キレイ目系ファッションに合うバッグ
- ・ストリート系ファッションに合うバッグ
- ・ボディーバッグを使用した、典型的なダサいコーディネートはこれ
- ・スポーツ&アウトドアファッションに合うバッグ
- ・アメカジ(ワーク&ミリタリー&古着)系ファッションに合うバッグ
- ・キレイ目ストリート系(韓国系)ファッションに合うバッグ
- ・バッグの色選びと、コーディネート全体の配色に関する考え方
- ・コーディネートに馴染みやすい、彩度が鈍い色のバッグ
- ・コントラストにメリハリをつける、服との明度差のあるバッグ
- ・コーディネートに調和し易い、服と同系色のバッグ
- ・コーディネートに華やかさを加える、バランスの良い配色のバッグ
- ・きつい印象になってしまう場合が多い、補色関係となる色のバッグ
- ・落ち着いた印象になる、モノトーンコーデのバッグ
- ・最も間違い無い黒のバッグを使用したコーディネート
- ・以上、女性にモテるバッグ選び講座でした
新しくバッグを購入する際「これは世間的に大丈夫なのか、、もしかしてダサいのか、、?」と、悩まれた事は無いでしょうか?
また、女性とのデート当日にいつものバッグを手に取った瞬間、「このバッグって、女性から見たら格好悪いと思われるのかな、、?」と、心配になった事は無いでしょうか?
特に男性の場合は女性に比べてファッションに関して真剣に考える機会が少なく、物選びの基準や考え方が分からないといった方が多いと感じております。
また、ファッションセンスに長けている人に話を聞いても経験則や感覚で物を選んでいる場合が多く、結局こういうセンスは天性によるものなんだなと諦めてしまっている方も多いのではないでしょうか?
本日はそんな皆様に向けて、メンズ向けお洒落バッグ選びの教科書になるような記事を執筆してみようと思います。
ファッションに関する経験に乏しい方であっても、本日のブログを一通り見て頂くだけでバッグ選びに関する最低限の知識は身に着けて頂けると思います。
私は、数千円の廉価品から数十万円もする高級品まで、「バッグ」という商材を扱って間もなく20年近くとなります。
そんな仕事を通じて「オシャレなバッグとは何ぞや」という事を常に考え続けてきましたが、本日はその集大成という意味も込めて、私の考えを言語化していこうと思います。
また、本日ご紹介するお話は、「女性からの評価」に焦点を絞ってお話をさせて頂きます。
先日とある方から「女にモテるバッグとか、そういう分かりやすいテーマで記事を書いてみたらどうですか?」というアドバイスがあり、案外面白いかもなと感じたので執筆に至った次第でございます。
ビジネスシーンでのバッグの選び方等ではまた違った考え方が必要になる部分がございますので、その点は予めご了承下さいね。
それでは皆様のモテバッグ選びのお役に立てればと思いますので、是非チェックしてみて下さい!
絶対に選んではいけない、女性にモテないバッグはこれ!
結論から申し上げると、ボディーバッグというカテゴリ自体は、全くダサいものではございません。
しかし、オシャレに使う事が極めて難しいような製品がある事も事実です。
例えば、以下のような製品ですね。
・ロイヤルワラントを彷彿とさせるような豪華なロゴ
・機能に直結しない色々な装飾が施されたデザイン
これがなぜ扱いが難しいのかと言うと、フォーマルな製品とカジュアルな製品の特長がごちゃ混ぜになっているからです。
ボディーバッグというのは、基本的にカジュアルなファッションに合う形のバッグであるにも関わらず、フォーマルなバッグのデザインを踏襲しているので、どんな服に合わせてもいまいちハマり難いという事ですね。
一言で結論を申し上げると「混ぜるな危険!」という事なんです。
お洒落な人というのは、綺麗なジャケットスタイルにカジュアルなスニーカーを混ぜてみたり等、畑違いのジャンルをいかに上手に混ぜるかという所でオシャレを追求していたりしますが、あれは様々な経験によって養われたバランス感覚があるからこそ出来るのです。
ファッション初心者の人は、基本的に統一されたジャンルの中で物を選ぶ事をオススメ致します。
上記イラストは私が想像する”扱いが難しいボディーバッグ”を描いてみたものですが、このようにあらゆる要素を盛りに盛ったようなデザインが、やはり厳しいですよね。
お洒落なデザインというのは基本的に「引く事」がコツなので、足し算に次ぐ足し算のようなデザインはなるべく避けるが吉です。
ファッションにおける大まかなジャンルについて
まとめると、以下のような構造となっております。大きく分けるとフォーマル系とカジュアル系があり、この中でまた細分化されているという事ですね。
【フォーマル系】
・伝統的なフォーマル
スーツ&ネクタイのような、ビジネスや冠婚葬祭といったシーンに相応しいスタイル。
・キレイ目系
フォーマルを土台にカジュアルダウンしたノーネクタイのジャケパンや、シャツ&チノパンのような紳士的で清潔感がある上品なスタイル。
【カジュアル系】
・ストリート系
パーカーにキャップなどストリート系カジュアルスタイル。スケーターファッション等もここに含まれる。
・スポーツ&アウトドア
マウンテンパーカーやジャージなど、動きやすく機能性に長けたスタイル。その上で都会的な印象にまとめるコーディネート全般。
・アメカジ(ワーク&ミリタリー&古着)
Tシャツやネルシャツに、デニムやワークパンツ、ミリタリーパンツ等を合わせたようなスタイル。
・キレイ目ストリート系(私の造語)
韓国系ファッションなどを含むジャンル。高級感や艶のある生地を使用しつつ、伝統的なデザインから少し外れたオーバーサイズのジャケットやシャツなど。
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基本的にフォーマル系統のファッションと、カジュアル系統のファッションを混ぜる事は危険が生じますので、バランス感が分からない場合は混ぜない事をオススメ致します。
これはバッグ選びだけでなく、服装に関しても初心者はジャンルを混ぜるのをやめましょう。
例えばユニクロで買ったキレイ目のシャツにミリタリーパンツを合わせたりだとか、キレイ目のジャケットにベースボールキャップを合わせたりだとかですね。
これらも上手くいく場合もあるのですが、事故る可能性が高いのでオススメ致しません。
100歩譲って高校生~大学生くらいの若い子がやるのはまあ良しとしても、ファッションに疎い30代以降の男性がこのようなコーディネートを選ぶのは極めて危険です。
という事で本日のブログでは、各ジャンル内で統一されたコーディネート毎に、女性ウケの良いモテるバッグをご紹介して参りましょう。
伝統的なフォーマルファッションに合うバッグ
リュックはカジュアル系統に属するバッグなので、基本的にフォーマルとの相性は良くないんですよね。最近はフォーマルスタイルにも合わせやすいカッチリしたデザインのビジネスリュックも多く出回っておりますが、それでも格好良さの限界はあるように思います。
素材も本革がオススメですね。ナイロン製品を選ぶとしても、リモンタナイロンやバリスティックナイロン等、艶や高級感の感じられる素材を使用した製品を選ぶべきです。
手持ちがどうしても大変な場合も、せめて本革の肩掛けトートバッグ等を選ぶべきだと思います。
スーツスタイルというのは、オーダーメイド出来るようなお店に行って正しいサイズのスーツを手に入れて、そのお店で売っている靴・ベルト・ネクタイを店員さんに選んでもらい、その格好のまま美容室に行けば嫌でも格好が良くなってしまうので、女性にモテる為の道としては最もイージーかもしれません。
但し、平日の仕事帰り等であれば良いですが、休日にそんなフォーマルな服装で現れたら笑われてしまうので、オフの日はオフの日らしい、カジュアルな服装を選ぶべきだと思います。ブリーフケース商品一覧ページはこちら
キレイ目系ファッションに合うバッグ
ショルダーバッグを選ぶ場合は、なるべくコンパクトでスタイリッシュなシルエットの製品を選ぶと良いと思います。大きすぎるショルダーバッグは野暮ったく見えてしまう場合があるので注意です。
キレイ目系ファッションは女性も選ばれる事がとても多く、だからこそ男性のキレイ目系コーデは共感されやすいので、デートに着ていく服装としては最も妥当な選択だと思います。
年代や体型に関係なくコーディネートを選びやすいので、特に40代以降に女性ウケを気にして服を選ぶなら、基本的にはキレイ目系ファッションを選ぶべきだと思います。
但しバッグ選びは要注意で、安易にカジュアル系統のバッグを選んではいけないという事です。
冒頭で紹介したようなボディーバッグを合わせる他、アウトドア系統のリュックや、ナイロン製のメッセンジャーバッグ等もあまり良くありません。
こちらもフォーマル同様、本革の素材感がオシャレの底上げをしてくれるので、どのような形であっても本革バッグが基本的にオススメですね。トートバッグ商品一覧ページはこちら
ストリート系ファッションに合うバッグ
但し女性ウケの良さを考えるなら、上等なナイロン生地を使用して、裁断縫製も綺麗で高品質なバッグを選ぶべきです。
この手のファッションは、ダラしない&子供っぽい印象をいかにして払拭するかがポイントです。バックパックが良いとは言いましたが、安っぽい物ではダラしない印象をむしろ増長させてしまいます。
大体予算2~3万円前後くらいを目安に、ちゃんとしたブランド製品や、セレクトショップの別注品番など、高級感とオシャレ感のあるバッグを選んで欲しいですね。
とは言え、高級品だとしてもゴテゴテと色々な機能があるような「男の子の心くすぐり系のバッグ」は避けましょう。綺麗なシルエットで素材感の良いシンプルなバッグがオススメです。
あとはスニーカーもとても大切な要素です。こちらも2~3万円前後くらいを目安に、ちゃんとしたブランドのスニーカーを選びましょう。
バンズやオールスターも良いですが、女性にモテる事が目的なのであれば、スニーカーはしっかり予算を割きたいアイテムですね。
また、それぞれ予算の目安を書きましたが、安い物は絶対に悪いという事ではありません。しかし市場に並ぶ製品を想像すると、バッグやスニーカーは1万円以下だと「ダラしない&子供っぽい印象を払拭できるアイテム」が中々見つからないのが現実だと思います。
女性の場合は部分的に安いアイテムを身に着けていても、アクセサリーやメイク等で高見えするコーデを組みやすいですが、男性の場合はそういった他の要素が少ない分リカバリーし難く、だからこそ影響力の高いアイテムには予算を割いて良い物を選ぶべきだと思います。
とは言え、腕時計やメガネ、サングラス、帽子やヘアースタイル等、洋服以外の要素でコーディネート全体の高級感やスタイリッシュ感を整えていくのが、ストリート系ファッションを着こなすコツなので、その辺りでカバー出来るのであれば、必ずしも高価な物を選ぶ必要はありませんね。バックパック商品一覧ページはこちら
ボディーバッグを使用した、典型的なダサいコーディネートはこれ
冒頭で紹介した「ロイヤルワラントを彷彿とさせるような豪華なロゴに、装飾多数のボディーバッグ」を持った、パーカースタイルの休日のお父さんを良く見かけますが、残念ながら、これぞまさに女性にモテない代表的なコーディネートだと思います。
ストリート系ファッションなのにダラしなさを払拭するアイテムが何もなく、その上フォーマル的な要素を混ぜてしまっているのが敗因ですね。
特に男性は高価なバッグを選んだ場合、「〇万円もしたんだからダサいなんて言われる筋合いは無い!」と思ってしまいがちですが、残念ながらダサいものはダサいのです。
先程バッグやスニーカーはある程度予算を割く事をお勧めいたしましたが、それはあくまでも目安であり、金額とオシャレは必ずしも比例しないという事です。
コーディネートのセンスがよろしくない男性は、特にファッションやお買い物が好きな女性からすると「一緒に買い物に行っても楽しくなさそう」という印象を与えてしまい、女性にモテるという目的からすると致命的なマイナス点になってしまいますので注意しましょう。
スポーツ&アウトドアファッションに合うバッグ
ストリート系ファッション定番のコットン製のパーカーは、高級ブランド品を選んだとしてもシルエット的にだらしなさは残ってしまいますが、ナイロン素材のマウンテンパーカー等はちゃんとしたブランド品を選べば、それだけでコーディネートの軸は成立してしまう事が多いです。
なので、そういった場合は無理にバッグ等で高級感を足す必要はなく、足を引っ張らないデザインの物を選ぶ事の方が重要だと思います。
基本的には装飾の無いシンプルな単色のデザイン等が妥当でしょう。とは言え安っぽいものは良くないので、素材に関しては高級感がある製品を選ぶべきですね。
ここで気をつける事としては、バッグやスニーカー等で都会的な雰囲気をちゃんと加える事です。
バックパックも合わせやすいですが、あまりにマウンテンなデザインを選んでしまうと、デート相手に「あれ、、?今日って山登りに行くんだっけ、、?」と言われてしまうので注意です。
言うまでも無く、ロイヤルワラント系ボディーバッグはNGです。あとは仕事用にも使っている本革トートバッグ等も良くありません。何度も言うように「混ぜるな危険!」という事です。ショルダーバッグ商品一覧ページはこちら
アメカジ(ワーク&ミリタリー&古着)系ファッションに合うバッグ
この手のファッションは、身体的なスタイルの良さやファッションセンスの良さがかなり必要となるジャンルです。若い人の場合はヘアースタイル等で工夫しないと子供っぽくなってしまいますし、体形が崩れた中年男性の場合は典型的なダサボーイになってしまう可能性が高いです。
歳を重ねていても、所ジョージさんのようにオシャレなアメカジスタイルは色々とありますが、木村拓哉さん等に憧れて同じようなアメカジファッションを安易に取り入れたりすると失敗してしまう場合があります。
だらしない体型なのに、体のラインが出るテロテロのTシャツにダメージジーンズ、更にロイヤルワラント系ボディーバッグなんかを追加した日には、100年の恋も冷める激やばコーデが完成してしまうので絶対に避けましょう。
ファッションに疎い上に早急に女性ウケを狙う必要がある方は、基本的にこのジャンルを避け、無難にキレイ目系ファッション等でまとめる事を強くオススメ致します。
そして、アメカジ(ワーク&ミリタリー&古着)系ファッションに合うバッグは、ボストンバッグやフィッシングバッグ、ハンティングバッグ、ミリタリーバッグ等です。※注1
がしかし、このバッグ選びもかなりセンスが求められるので、全体的なシルエットや配色のバランスをとれない方にはオススメ出来ません。
ビジネス系のカッチリしたバッグを除けば、本革ナイロン問わず様々なバッグと合わせられるのですが、どんなバッグでも良いわけではないんですよね。
どうしてもオシャレなアメカジスタイルに挑戦してみたい人は、まずはWEARやインスタ等でオシャレだと感じるアメカジスタイルの写真を集めて、その中から自分と体型や年齢が近く、自分でも似合いそうなコーディネートを選んで真似してみる所から始めましょう。
※注1…フィッシングバッグやハンティング、ミリタリーバッグに関しては、一応本物のそれでもダメではないですが、基本的にはファッションブランドが、それらをモチーフにしたようなファッション向け仕様のバッグを選んだ方が良いと思います(本物も格好良いですが、使用難易度は高いです)ボストンバッグ商品一覧ページはこちら
キレイ目ストリート系(韓国系)ファッションに合うバッグ
特徴としては、艶があってピシッと高級感のある生地を使用しながらも、サイズ感は少しオーバーサイズだったりとシルエット的な遊びが多いファッションですね。
多くのブランドで少なからずこういった要素を含む服が増えており、従来のキレイ目カジュアル等と似ているようで、少し毛色の違うコーディネートだと思います。
この手のファッションに合うバッグは、スマホポーチ等を含む小型のショルダーバッグや小型のリュック、装飾の無い無垢なレザートートバッグや、逆に派手なプリントがされた個性的なバッグ等も合わせやすいですね。
本革バッグも相性が良いですが、ブリティッシュトラッド的なクラシカルなレザーバッグとは相性が良くありません。キレイめ系コーデと決定的に違うのはここだと思います。
現代的と言うと範囲が広くなりますが、本革バッグの中でもモードっぽいファッショナブルかつクールなバッグが良いと思います。
あと、本革ではなく合皮のバッグも合わせやすいですね。この手のファッションにおいて、本革のエイジングというのは雑味になってしまう場合があるからです。
経年変化しない合皮の方が表面的な高級感や清潔感は維持しやすいので、値段の安い合皮のバッグでも使いようによってはオシャレに活用出来ると思います。
若い子であれば、髪型だけ今っぽくしてもらって、適当にこういった服やバッグを持つだけでも様になりそうですが、おじさん世代は色々工夫が必要ですね。
高級っぽいではなく、ちゃんと高級な生地を使用した服を選んだり、靴や腕時計なども気を配って、大人としての風格を保つ必要があると思いますよ。Flathority ミニショルダー 商品詳細ページ
バッグの色選びと、コーディネート全体の配色に関する考え方
こういった内容はセンスと直感が頼りと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、ちゃんと論理的な考え方がありますので是非参考にしてみて下さい。
まず色というのは、赤や青などの色味を決める「色相(しきそう)」、明るさを決める「明度(めいど)」、鮮やかさを決める「彩度(さいど)」、この3つの要素によって決定します。
上記画像を見て頂ければ、何となくイメージして頂きやすいと思います。
この考え方を元に、バッグの色選びに関するオススメの考え方や、コーディネート全体の配色の選び方をご紹介していきます。
コーディネートに馴染みやすい、彩度が鈍い色のバッグ
タムラくんはジャケパンにトートといったコーディネートですが、他の服装やバッグにおいても基本的に同じ考え方となりますので、カジュアルなバッグを探されている方も是非参考にしてみて下さい。
本題となりますが、バッグの色を選ぶ際、「色相」に関してはお好きな色味を選んで頂いて良いですが、彩度に関しては基本的に鈍めの色味を選ぶ事をオススメします。
上記画像(左)のように同じ赤いバッグであっても、ギンギンに赤い闘魂レッドのような色のバッグは元気がありすぎてコーディネートに馴染みにくいですが、バーガンディーのような渋めのレッド(上記画像右)であれば悪目立ちし難く、コーディネートに馴染みやすいからです。
コントラストにメリハリをつける、服との明度差のあるバッグ
上記画像左のように、ジャケットと同系色かつ近い明度だと、ぼやけた感じになってコーディネート全体が締まらない印象になる場合が多いからです。
コーディネートに調和し易い、服と同系色のバッグ
また、同系色で合わせる場合に、服と全く同じ色相のバッグは避けた方が良いでしょう。全く同じ色相だと、明度差をつけたとしても違和感が出やすいので、むしろ少し色相が異なっている方が色が響き合って良い結果になる場合が多いです。
上記画像中央のグリーン系同色コーデは、悪くは無いですがジャケットとバッグの色相が近すぎて、明度差があるとは言えちょっと変な気もしますよね。単調で繊細さに欠け、子供っぽい印象になってしまうという事です。
このジャケットのバッグを選ぶ場合は、グリーン系統でも少し黄色に寄った渋めのオリーブ系統の色味か、逆に青色に寄せた青緑系統のバッグの方が配色に響きが生まれ、大人っぽい印象になりやすいと思います。
同系色でコーデを組む場合に、神経質に同じ色で揃えようとされる方が居るかと思いますが、徒労に終わる事が多いので気にせずアバウトにいく事をお勧めします。
コーディネートに華やかさを加える、バランスの良い配色のバッグ
色相環上で三角の位置にある色の関係は綺麗な配色になりやすいと言われており、ファッション的な華やぎを求めるなら、この辺りの色を検討すると良いかもしれません。
この配色の場合は明度の差が無くて良い場合も多いですね。
但しコーディネート全体で明度が同じになってしまうのは違和感が出てしまいやすいので、パンツやインナー等で明度のバランスを調整しましょう。
暗い色味のジャケットを着た場合は明るい色のパンツというように、コーディネート全体で明度の偏りが無い状態にすると、コントラストがついてバランスが良い印象になりやすいです。
きつい印象になってしまう場合が多い、補色関係となる色のバッグ
色相が180度異なるのでキツい印象になりやすい配色ですが、インパクトはあるので場合によってはコーディネートにアクセントを加えてくれる場合があります。
とは言え扱いが難しい配色なので、初心者は基本的に補色は避けた方が無難かと思います。
落ち着いた印象になる、モノトーンコーデのバッグ
オールブラックは、小顔で細身なスタイルが良い人であればクールでスタイリッシュな印象になるかもしれませんが、体型等によっては「変な人」とか「暗い人」になってしまう場合があるので鏡と相談が必要ですね。私も昔、当店の動画で全身真っ黒で登場したら「なぜ泥棒みたいな恰好をしているのですか?」と言われました(笑)
画像右のようにインナーを白いシャツにしたり、パンツをグレーにしたりする事で軽さが生まれるので、こっちのほうが馴染みの良い配色になりやすいと思います。
モノトーンコーデであれば他にぶつかる色が無いので、こういった小物は彩度が高い色など様々なカラーに挑戦し易いですね。
目立つのを嫌う人は、ついつい全ての服やアイテムで地味な色を採用してしまいがちですが、ワンポイントなら失敗するリスクも低くなりますので、是非この配色も楽しみながら鞄選びをして頂きたいなと思います。
最も間違い無い黒のバッグを使用したコーディネート
黒いバッグというのは合わせられない色の服が無く、どのようなコーディネートにもマッチするので、特にヘビロテ出来るバッグをお探しの場合は黒が最有力候補となります。
地味な印象になりやすいといった側面もありますが、コーディネートの高級感を最も演出し易く、汚れにくいといった機能的なメリットも見逃せません。
華やかなコーディネートを目指す場合は安易に選ばない方が良いですが、とりあえずちゃんとした感じになれば良いという方は、無難に黒を選んでおけば間違いありません。
以上、女性にモテるバッグ選び講座でした
本日はバッグの選び方といったタイトルでお話をさせて頂きましたが、後半の色に関するお話は洋服選びに関しても大いにお役立て頂ける知識となりますので、是非ご活用頂ければと思います。
待ち行く人を見ていると8割か、下手すると9割以上の人が黒を軸としたコーディネートを選択しており、個人的にはもっと色々なカラーを取り入れてみたら良いのになと思っております。
色のあるバッグや洋服は失敗するリスクが高まる事も事実ですが、是非本日のブログを参考にして、日頃のファッションに彩を加えてみて欲しいなと思います。
それではまた次回のブログでお会い致しましょう。
以上、おしまい!東京ヒマワリ トップページはこちら