最終更新日:2018年01月19日

FIVE WOODS(ファイブウッズ)のラウンドファスナー長財布を紹介!

日本で1890年に創業した鞄の専門商社「株式会社 林五」のプライベートブランド、FIVE WOODS(ファイブウッズ)のラウンドファスナー長財布です。

表面には、イギリスのタンナーが手掛けたブライドルレザーを使用しており、裏面は愛媛のタンナーが手掛けたフルタンニン鞣しの牛革が使われております。

ブライドルレザーは、牛革に蝋(ロウ)を塗り込むことで繊維の密度を上げて強度を増した革で、元々は馬具に使用されていた素材です。

表面に浮き出たブルームを付属のブラシで落とし、使い込んでいく事によって、飴色のツヤが出てきます。

革のエイジング(経年変化)を楽しみながら、長年ご愛用頂けるお財布です。

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どうも、東ヒマのメガネっ子担当、猪野です。

高価なレザー素材と言えば、ゴージャスなワニ革や、上品なカーフなど色々ありますが、その中でも耐久性に特化したのが、こちらのブライドルレザーだと思います。

ブライドルレザーというのは、元々強度が重要な馬具に使用されていた素材で、牛革にミツ蝋や植物性油などの蝋(ロウ)を何度も塗り込むことにより、繊維の密度を上げて耐久性を増したレザーです。

ファイブウッズの使用するブライドルレザーは、本場イギリスのタンナーが手掛けた革を使用しております。

また、ベースとなる革も、植物由来の成分で加工をしたフルタンニン鞣しの革を使用しており、非常に味わい深い素材感が魅力となっております。

縫製は国内の工房で行われております。針を通すことも大変な厚手のブライドルレザーですが、ステッチも非常に美しく、国内でもトップクラスの品質に仕上がっております。

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表面には、ブライドルレザーの特徴であるブルームが浮き出ております。

このブルームは一体何なのかと言いますと、塗り込んだ蝋が繊維から押し出されて表面に出てきたものとなります。

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ブルームは粉状となっておりますので、商品付属のブラシで落としましょう。

ブルームは時間の経過とともに浮き出てきますので、特に新品の状態ですと、場合によっては表面が真っ白になる程に浮き出ている場合もございますので、使い始めは念入りにブラッシングして頂ければと思います。

また、ブラッシングの仕上げとして、必要に応じて柔らかい布などで拭いて頂いても良いと思います。レザー用のクリーナーは微妙な所ですが、基本的に使い始めは使用しなくて良いんじゃないかなと思います。

使っていく内にも少しずつブルームは浮き出てくるのですが、そもそもの成分がミツ蝋や植物性油ですので、布などの生地についてしまってもお湯などで洗い落とす事も出来ますし、色移りもしません。(粉がついて白っぽくなる可能性はあります)

新品の状態からいきなりジーパンのポケットに入れたりして、汗だくで走り回ったりしたらヤバいかもしれませんが、バッグに入れる程度でしたら、最初だけしっかりケアすればそこまで神経質にならなくても大丈夫かなとは思います。

手の油などによっても落ちますので、普通に使用していく内に気がつけばとれていくものでもあります。

しかし、気になるようでしたら定期的にブラッシングなどのケアをする必要はあると思います。ブライドルレザーはどうしてもそういった特徴を持った革となりますので、ご理解の上ご購入下さいますよう、お願い致します。

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ある程度ブラッシングを行い使用を重ねていくと、最終的にはブルームが完全にとれて、このように美しい飴色のレザーへとエイジング(経年変化)していきます。

また、カードケース部分なども徐々に表面に浮き出て凹凸が出来てきて、ますます格好の良い雰囲気が増してきます。

馬具のように乱暴に扱うシーンは無いかもしれませんが、やはりこういった素晴らしい革製品は、安心感と所有欲を存分に満たしてくれますね。

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こちらは同型、同カラーの新品状態とエイジング済の商品を並べた画像です。このように、まるで別の製品かと思える程に姿を変えていくのがブライドルレザーの面白い所ですね。

ちなみにこちらのエイジングサンプルは、僕がメーカーのおじさんから譲り受け、共同でエイジングを行ったお財布です。

二人のおじさんの汗が染みこんだプライスレスな逸品です。現在は僕の所有物となっております。

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また、このように化粧箱にはお財布とブラシが並んで収まるようになっておりますので、プレゼントなどにも大変喜ばれると思います。

お財布の方は分かり難いのですが、下に敷いております黒っぽい不織布に包んで収納される形となります。

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実際にお金を入れるとこのようになります。

また、ブルームの浮き出ていない裏地のレザーは、姫路のタンナーが手掛けたフルタンニン鞣しの牛革です。こちらも使い込む程に味わいが増してきます。

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新品の状態では少々厚みのあるお財布となっておりますが、こちらの写真のように使い込む程に革が馴染み、革が折れる部分などもきっちりとクセがつき、空間部分が埋まってペッタリと薄くなっていきます。

表裏共にフルタンニン鞣しの革となりますので、この辺りのエイジング(経年変化)はとても素直で、本革製品を持つ楽しみを存分に感じて頂けるのではないかなと思います。

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スライドファスナーは、全てYKKの最高級シリーズ「エクセラ」が使用されております。

エクセラはエレメントのひとつひとつが職人の手によって研磨されており、見た目にも美しく、スライドさせた時の感触も「ジジジッ」とがっつりとムシが噛み合い、高級感を感じさせます。

エクセラは通常のファスナーの5倍程度の価格となっており、数あるYKKのファスナーの中でもプレミアムなシリーズとなっております。

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最後に内装を紹介していきましょう。

オーソドックスな外見ですが、内装は面白い構造になっておりまして、こちらのお札入れはこのようなベロで仕切りがされております。

先に言っておきますと、ここのブルームは落とし難いと思います(笑)ある程度はブラシで落とせると思いますが、ベロは本体に縫い付けられておりますので、端の方は柔らかい布などで処理する必要がありますね。

お財布の内側ですので、そこまで無理してブルームを落とす必要は無いと思うのですが、ちょっとそこは覚悟して頂いてご購入して頂ければと思います。

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その隣は、個性的な3連カードケースがついたマルチポケットです。

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更にその隣は、一般的な6ヶ所のカードポケットと、この対面にはパスケースなどを入れるのに丁度良い単独のカードケースがございます。

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一番端もポケットになっております。

このように容量があるお財布ですので、極端にお財布の中身が多い方でなければ、ゆとりをもってご使用頂けるんじゃないかなと思います。

また、たくさん物を入れるのも良いですが、容量少な目で使い続けますと、革が馴染んできた頃にペッタリと薄くなってきますので、そういうエイジングを狙って使い込んでいくのも良いかもしれませんね。

逆に、あんまりパンパンな状態で長期間使い続けますと、革もそれに合わせて形が変わってきますので、その辺りの様子も伺いながら使っていくのもまた一興かなと思います。

個人的にはお財布はペッタンコな状態が好きなので、お財布の中身は常時整理整頓して、薄い感じにしておいた方がシャレオツかなと思いますよ。

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一見どこにでもあるようなシンプルな長財布ですが、素材から縫製、金属パーツに至るまで、最高レベルのクオリティーで作られております。

また、繰り返しになりますが、ブライドルレザーは強度が特徴の素材ですので、革が傷みにくく、末永くご愛用頂けるのではないかなと思います。

化粧箱もしっかりとしておりますので、プレゼントとしてお財布を探されている方にも大変お勧めの逸品です。

数ある国産ブランドの中でも、トップクラスに品質が良いお財布だと思いますので、お探しの方は是非チェックしてみて下さい。

という事で、おしまい!

FIVE WOODS(ファイブウッズ)のラウンドファスナー長財布を紹介!」への2件のフィードバック

  1. 相馬和宏

    ファイブウッズラウンドファスナー長財布は在庫なしとのことですが、今後の入荷予定をお教えいただきたく宜しくお願いいたします。

    返信
    1. iinon 投稿作成者

      お問い合わせ、誠にありがとうございます。
      東京ヒマワリ担当、猪野でございます。

      お返事が遅くなってしまい申し訳ございませんでした。

      ご相談頂きました内容に関してですが、誠に申し訳ございませんが廃盤品となっており、再入荷の予定がございません。

      当シリーズは、他に小銭入れなどもございますが、こちらも僅かに在庫を残すだけとなっており、売り切れ次第廃盤予定となっております。

      せっかくご検討頂いていたのにも関わらず大変心苦しいですが、何卒ご確認下さいますよう宜しくお願い申し上げます。

      返信

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