ベージュとカーキに使用されているタンニンワッシャーと呼ばれる素材は、国産の9号帆布を革同様にタンニン染めした生地で、独特なコケたムードが非常に味わい深い印象に仕上がっています。
また、まるで食パンのように耳がついたデザインは、鞄を持ちあげる事で中央部分が沈み、シワが生まれる事で、帆布の風合いが更に増すよう設計されています。
合わせて使用されているレザーは、フルタンニン鞣しのヌメ革です。帆布の風合いとマッチしており、素朴さと高級感を併せ持った、ボーデッサンらしい雰囲気が溢れた逸品です。
ボーデッサンのバッグは、ハンドメイドの素朴さと、プロフェッショナルらしい高級感がミックスした雰囲気がブランドの色気ですが、こちらのボストンバッグは定番の型という事で、そんなボーデッサンの魅力がギュッと凝縮した印象に仕上がっていますね。
一見カジュアルなバッグなのですが、そのスペックはまさに最高級品。特に素材に関しては一切の妥協を許さず、厳選された生地を使用しております。
メインで使用されている帆布は、日本の老舗工房で手織りされた9号帆布です。ベージュとカーキに関しては更にそれをタンニン染めしており、この独特な雰囲気が演出されています。通常の塗料による着色とは異なり、適度なムラが生まれ、より帆布の優しい生地感が感じられる素材に仕上がっています。
レザーパーツも全てフルタンニン鞣しなので、その味わいや風合いは抜群。クタッとした帆布のムードと相まって、老舗ブランドの手掛けた製品らしい風格が溢れています。
「この型のバッグでネイビーがあったら良いんだけどな」という声に応え、ボーデッサンが植物由来の塗料の中から、タンニン染めの風合いに近い物を選び製作したそうです。
大きいバッグと言えばトロリーバッグが人気ですが、こんな雰囲気抜群のボストンバッグも旅行のムードを盛り上げてくれそうですよね。大人っぽくて素敵だと思います。
特にハンドル部分は手の脂を吸収する為エイジングし易く、しっとりと肌に馴染んでくる過程を存分に楽しめると思います。
帆布もパリッと張りがあるので、地面にただ置いただけで、こちらの写真のように自然なシワと張りが生まれます。ただ部屋に置いておくだけでも様になる美しいバッグですね。