人は悲しみが多いほど、人には優しくなれます
こんばんは、猪野です。
今日は、田村さんが突然大阪に行ってしまったので、事務所は私一人ぼっち。
プライベートの用事なので、詳細は書きませんが、何と言うか、田村さんはしっかり者だよなぁと、いつも思う。
いやぁー、皆さんは親孝行、してますか?
俺はまぁ、はっきり言って、大して出来ていないと思う。
俺は高校を卒業してすぐ、「プロドラマーになるんじゃ!」と、脇目も振らずに上京してきたんですよね。
当時一緒にバンドやってた友達はたくさん居たけれど、プロになろうと上京したのが、確か5人くらいだったかな。
それ以外の人たちは、当時の俺には「腰抜け」にしか見えなかったけれど、今改めて思い返してみると、良くも悪くもではあるけれど「大人」だったんだなぁと思う。
俺は今まで、というか、現在進行形でもあるけれど「やりたい事やってなんぼ」な生き方をしてきたし、それが人生の基本で、当たり前な事だと思っていた。
けれど、今になって考えてみれば、やりたい事をやっていられるっていうのはメチャクチャ幸せな事で、貴重な事なんだなと実感する
人間が生きるっていうのは、猫が生きるってのとは全くもって訳が違くて、つまりは生活を支えあって生きていくというのが、人間の生き方なんだなと、割と最近気づいた。
自分がやりたい事、自分の夢、そういうのを犠牲にしてまで誰かの為に生きる事が出来る人っていうのは、夢を叶えて大きなステージでスポットライトを浴びるスターよりも、よっぽど素晴らしいと俺は思う。
田村さんにそういう話をすると「普通っすよ」と、いつも返ってくるけれど、その普通が一番むつかしいと、俺は思った。