最終更新日:2018年01月19日

FIVE WOODS(ファイブウッズ)のダレスバッグを紹介します!

日本にダレスバッグの文化が浸透し始めた、1950年代当時から生産を手掛けていた鞄の専門商社「株式会社 林五」、そのプライベートブランドである「FIVE WOODS(ファイブウッズ)」のダレスバッグです。

植物由来の成分で加工を行った、フルタンニン鞣しのレザーを使用しており、抜群のエイジング(経年変化)を楽しめる事が、最大の特徴となっております。

ブランド創業当時から作り続けてきたダレスバッグに少しずつ改良を加え、より完成度を高めたのが、こちらの現行モデルとなっております。

ダレスバッグらしい古めかしさや味わいは残しつつも、余計な装飾などを取り払い、可能な限り重量を抑え、見た目にもスマートな仕上がりとなっております。

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どうも、東ヒマのメガネっ子担当、猪野です。

ほぼ、バッグのセレクトショップと言っても過言ではない東京ヒマワリでは、以前からダレスバッグというカテゴリー自体には興味があったものの、中々ピンとくるブランドが見つからずに空席となっておりました。

がしかし、ついに見つけてしまいましたよー!それが今回ご紹介致しますファイブウッズのダレスバッグです。

ダレスバッグって、確かに格好は良いんだけれども、まず第一に重いのが難点ですよね。

そして、確かに格好は良いんだけれども、ちょっと仰々しいと言うか、格好良すぎて持ちにくいというのも難点です。

そして、そういった難点がある上に値段が高いので、憧れはあるものの中々手が出ないという方は多いんじゃないかなと思います。

とは言え、安くて軽くて高級感も無いダレスバッグなんて、はっきり言って持つメリットが何もありません。

そういったジレンマを東ヒマも感じていたのですが、その難点を全てクリアしたのが、ファイブウッズのダレスバッグです!

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昔ながらのダレスバッグというのは基本的にかなりデカイのですが、こちらのダレスバッグはA4サイズが収まる程度のスマートなサイズ感に調整されております。

内装などもシンプルな設計となっており、ダレスバッグとしては非常に軽い仕上がりになっている事が特徴です。

それでいて、フルタンニン鞣しの本革や、真鍮製の錠前など、最高スペックの素材やパーツを惜しみなく使用しております。

また、これらを作ったり組み立てたりしているのも、国内でも有数の職人達というのもポイントです。

革の加工を手掛けるのは、姫路レザーでおなじみの姫路のタンナー、縫製は豊川の職人が手掛けております。

また、ダレスバッグの顔となる錠前も、日本の真鍮専門の金物工房で生産された物を使用しております。

価格は確かに安くはないです。けど、僕の感覚だと格好のつくダレスバッグは10万円というのが一つのボーダーなので、ここまでフルスペックでありながら10万円をグッと下回る価格というのは、企業努力の賜物であると同時に、日本の超老舗メーカーだからこそ出せる価格なのだと思います。

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では、ちょっと内装を覗いてみましょう。とは言っても、ご覧の通り両面に軽くポケットがあるだけのシンプルな構造です。

昔ながらのダレスバッグは仕切りなどが多い傾向があるのですが、現代のビジネスシーンは、そもそも手荷物が少なかったり、紙よりもパソコンを持ち歩く事が多かったり、あとはお弁当箱を入れたいと言うニーズもありますね。

なので、バッグ自体はシンプルな構造で、あとはクリアファイルやバッグインバッグで、好みの使い勝手に調整するのが一番スマートだと思います。

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こちらはダレスバッグの顔となる錠前です。先程申し上げました通り、日本の金物工房が手掛けた真鍮製となっております。

一見ステンレスのように見えるのですが、真鍮パーツをあえてニッケルメッキを施すことにより、清潔感がありながら風格も感じさせる仕上がりとなっております。

鍵で開け閉めする事も可能ですが、鍵穴を下方向に押し込むことで開閉しますので、実用としては鍵は使わないと思います。

昔のダレスバッグは鍵でしか開閉出来ない物も多かったのかなと思いますが、当然使い勝手としては非常に悪くなります。

古き良き設計を生かしつつも、現代の生活にもマッチした丁度良い塩梅に仕上がっているのが、こちらの現行モデルのダレスバッグなのかなと思いますね。

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こちらはバッグの側面上部です。

錠前と同じくらい「ダレスバッグと言えば!」というギミックですが、やはりダレスはこれが無くては始まりませんね。

バッグを閉めた状態ではしっかりと締まり、開けた状態ではしっかりと開きます。実際に触って頂けたら、ガッチリと確かな出来だと感じて頂けると思います。

また、先に申し上げますが、単に使い勝手の良いビジネスバッグをお探しの方は、ダレスバッグは絶対に選ばれない方が良いと思います。

ダレスバッグが他のバッグと決定的に違う所は、持ったり、開けたり、コーディネートに合わせたりして所有する事を楽しむバッグだという事です。

軽いとは言っても、ナイロンなどのビジネスバッグと比べればずっと重いですし、ショルダーベルトもつけられませんし、フルタンニンレザーなので、それなりにデリケートでもあり、ある程度の手入れも必要です。

がしかし、こんなに格好のよろしいバッグを持ち歩いてビジネスをするというのは、便利だとか何とかはさておき、何にも代えがたい豊かな時間、豊かな人生を得られると思うわけですよ。

しかも、使うほどに革の味わいは増してきて、自分だけの特別な表情へと仕上がってくる喜びも一入です。

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ちょっと話がそれましたが、こちらはハンドル部分となります。

昔ながらのダレスバッグというのは、重い上にハンドルが角ばっていて、長時間持ち歩くと手が痛くなってしまいがちだったそうです。

そこでこちらのダレスバッグでは、ダレスらしいクラシックなムードを維持しつつも、ハンドル部分を丸く仕上げる事で、長時間持っても疲れにくい構造になっております。

また、このハンドルの留め具なども全てニッケルメッキを施した真鍮製となっております。

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そして、何よりもチェックして頂きたいのがこちらのダレスバッグのエイジングサンプルです。どうですか?素晴らしいとは思いませんか?

こちらは型こそは違うものの、革自体は現行のモデルとほぼ同じものを使用しているそうです。

国内のタンナーが手掛けるフルタンニン鞣しレザーの中でも限りなく最高級品だと思うので、やはりエイジングは素晴らしいものがあると思います。

もちろん使い方や手入れによってはこのようにならない場合もあると思うのですが、やはりこの飴色の輝きはレザーを愛する人たちの憧れですよね。

但し、こちらのサンプルは別にサンプルを作ろうとして手入れなどを続けてきたわけでもなく、たまたま昔の鞄が押し入れに入っていたやつを持ってきただけだそうです。

中を開けてみると一部カビなども発生してしまっており、表面の傷も多く、正直保管状況や使用状況が良かったとは言えない個体だと思うのですが、それでもこの貫禄です。

ファイブウッズの展示会でも時折このバッグが飾られているのですが、やはりこの貫禄こそブランドが最も伝えたい味わいであり、良いバッグを持つ喜びであり、品質に対する誇りだと思います。

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また、ファイブウッズの鞄は全てこのような化粧箱が付属致します。

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バッグ本体は、このような起毛生地の袋に入れ、化粧箱に収まる形になります。

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このファイブウッズが手掛けるダレスバッグというのは、いわゆる日本人の英国に対する憧れにより発生した文化だと思うんですよね。

それが日本人独自の「侘び寂び」のような価値観やフィルターを経由し、今このような姿へと変わってきたという事です。

ダレスバッグの本物と呼ばれるブランドは、やはり海外ブランドになり、それこそ何十万円という値段になっておりますが、ファイブウッズの製品を見ていると「オリジナルだけが全てじゃねぇな」と思いますよね。

確かに生まれ故郷でもないし、言うなれば歴史も浅いかもしれませんが、品質は全くひけをとらないどころか、物によっては凌駕する場合もあると思います。

素晴らしいダレスバッグをお探しの方に間違い無くお勧めの製品です。

その他に関しましては、他にも写真はございますし、動画も撮影しておりますので、そちらも併せてチェックして頂ければと思います。

東京ヒマワリの取り扱う製品の中でもかなり高額になりますので、是非ともじっくり写真などを眺めて、自分の使っている所を想像しながら迷って頂ければと思います。

また、当店ではご購入から半年以内の自然故障でしたら無償で修理をさせて頂いております。

更に、到着後のイメージ違いによる返品も、往復分の送料は頂いておりますが受け付けております。

カラーやサイズ変更に関しましては送料無料で手配させて頂いております。

実物を見れない不安もあるかと思いますが、当店ではなるべくご満足頂けるサービスでもって商品を提供したいなと思っておりますので、心配な点などございましたら何でも私までご質問頂ければと思います。

という事で、おしまい!

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